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【書籍化】カフェオレはエリクサー ~ダンジョン付き喫茶店で今日も店主は万能薬を作り出す~【WEB版】  作者: 富士とまと


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大丈夫 **

「まだ母さんはそんなこと信じてるの?歯磨きすれば大丈夫だって……って、ああ、やっぱりコーラじゃだめかぁ、またエリカ出てくる……じゃ、またね!」

 エリちゃんが手を振って意識を手放した。というか、エリカちゃんに変わった。

「あの、じゃぁ、今日はえっと、もう帰りますね!代金は、あの」

 おっと、もういただいてます。って、留さんのおごりなんだけど。どういえばいいのかな。留さんを見ると、留さんがにこっと笑う。

「今日はじーさんにおごらせてくれ。それで、今度は異世界のお菓子を楽しみにしているよ」

 ひらひらと留さんがエリカちゃんに手を振った。

 二人が店を出ると留さんと社長が立ち上がる。

「そろそろ営業時間になるね。いつまでもお邪魔しちゃ悪いから帰るよ。……と、言いつつも、また今日のように貸し切りをお願いすることはできるかな?」

「ええ、この時間帯でしたら。仕込みのために店に私はいますし、皆さんの話を聞きながらの作業はラジオを聴きながら一人でするよりも心地いいですし」

 それに、お金までいただいちゃうんですから。今度はちゃんと朝ご飯を準備しよう。

「そう言ってもらえるとありがたいよ。おでんまでごちそうになって……むしろ迷惑をかけたと思っているんだが……。あまり毎回気を使わせても悪いし、月に2回くらい……お願いしてもいいかな」

 留さんの言葉に、ちょっと社長が驚いた顔を見せる。

「え?たった月2回?」

「ふふ、まぁ、普通の客として毎日来ますけどね。人に見られては困るような魔法の実演などは月2回のお楽しみで充分でしょう?」

「ああ、確かに……そういわれればそうですね。話だけなら貸し切ってまでは必要ないですね……じゃぁ、あの、ふるピョン、また来るよ!これ、えっと、燃えない加工してあるから仕事で使っても大丈夫。あと、夏は涼しいし、冬は暖かいし、紫外線も通さないし、雨も雪も大丈夫だし、それにえーっと」

 テーブルの上に置きっぱなしだったふるピョンパーカーを社長が差し出した。

「ありがとうございます。すごいですね」

 ふふっと笑いが漏れる。なんか中二病みたいな魔法呪文合戦とかしてましたけど、耐火とかから、防寒付与とか、UVカットとかそんな現代っぽいのにも発展したんですかね。とすると……

「ブルーライトもカットしますか?」

 と、冗談で行ってみた。

「と、留さん、ブルーライトカットなんて、僕は付与できません……」

「いや、私も、光を奪う闇魔法では意味合いが違ってくるだろうし」

 二人が、顔を曇らせた。

「あ、あの、言ってみただけですから、その、眼鏡には必要ですけど、パーカーにブルーライトカットは必要ないですから、あは、は……」

 社長が私の手からパーカーを奪い取った。

「こんな未熟で中途半端なものを渡そうとしてごめんね。ふるピョン。もう少し時間をかけて、完璧なものにして渡すから……」

 社長がにこりと笑って店を出ていく。


いつもありがとうございます。


えーっと、コーラ、伝説ですから。ダイジョブですよ……。


えーっと、更新ペース遅くなってごめんなさい。今回は、日にちの感覚がおかしくなっていました。昨日更新する予定が、忘れてました。


さて、あとがきの、えーっと、そうそう、例の話の続き


======================

「とにかく、長期戦で、落ち着いて弱点が見つかれば」

「ちょっと、長期戦って、いったい何日を想定してるの?私はお腹が空いてるの。食べないと死んじゃうんだよ?食べ物持ってないんでしょ?あのさ、私、どう見ても小さいでしょ?あなたよりうんと体小さいでしょ?蓄えてるエネルギーだって少ないんだからね!」

 ……少女が支離滅裂な叫びで訴え始めた。

 確かに蓄えられるエネルギーは少ないかもしれないが、ルークは動き回っている分消費するエネルギーが多いので、トントンではないだろうか。

「あ、大丈夫だよ。母さんに人は1週間くらい食べなくても、水飲んで塩舐めてれば生きられるって」

「戦場か!兵が塩だけ持たされて放り出された戦場なの?せめてマヨネーズ持たせてよっ!チョコレート持たせてよ!遭難してもマヨネーズあれば1週間は、私も耐えられるかもしれないけど……いや、やっぱりチョコレートがいいかな……」

 少女は錯乱中。

「マヨネーズ?チョコレート?えっと、よくわからないけど、母さんはその、立派な冒険者だったから言うことは間違いなくて……」

 少女がルークを睨み上げる。

 マザコンかよっ。

「うっ、なんか、ズキューン」

 ルークは睨む少女もかわいいと、胸を打たれた。もうだめだルーク、お前につける薬はない(天の声)。

「で、水はどうやって飲むの?まさか、岩肌から染み出てる水をなめろとか、そういうレベルの話?」

 少女がダンジョンの壁を見る。ところどころキラキラと薄く光を反射している個所がある。

 果たして、それは水が染み出ているのか、ナメクジが触れた粘液が光っているのか……。喉が渇いてどうにもならなくなっても近寄りたくないと少女は思った。

「あ、ほら、水の魔石があるから、これで【水よ出てこい】」

 ルークがポッケから取り出した小さな貝でできたボタンのような石を指でこすった。

 水よ出てこい?少女が首をかしげると、じゃーと、水がボタンから出てきた。

「うわ、水、何、手品?記述?なんか、あったよね、扇子の先とかから水が噴き出てくるやつとか、って、違う、魔石って言った?魔法の石?なんでもいいけど、ちょっと、水が落っこちてる、飲めないって!頂戴、飲ませて頂戴っ」

 少女が上を向いて口を大きくぱかっと開ける。

「え、あ、えっと……」

 水をちょうだいと乞われ、目の前で無防備に口を開く少女。

 まるでひな鳥が親の帰りを待って巣の中でぴーちく鳴いているようではあるが、20歳のルークには、親心になれなどまだ無理であった。心に色々な思いと欲望が湧き出て、色々な妄想が飛び出し、それはもう、自分が何なのか分からなくなって、ひたすらかわいすぎる、かわいすぎる、むぎゅっとしたい、と、少女に触れたい欲望を抑えていた。

「こ、これ、えっと、指で触れて【水よ出てこい】と言えばその、出て来るから、使って」

 少女に水の魔石を指す出すのが精いっぱいであった。

「ありがとう」

 魔石を素直に受け取る少女の指がルークに触れる。

「!」

 まるでそこが火のついたように熱く感じるルーク。


====================

感想、評価、レビュー、ブクマありがとうございます。

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評価は広告の下に出て来る☆のことです。評価の変更もできるそうなので、現時点での評価で構わないです。

レビューは、レビューは、なかなかもらえない特別なご褒美です。

ブクマはブラウザ機能ではなく、なろうにログインしてお気に入りに入れるやつです。



さて、こそっと。活動報告には堂々と書いてますが、こそっと、こそっと自信喪失しつつも、何やらもぞもぞ動いているようです。


「びじょもじょ」……この略称だけめちゃ気に入っている。「びじょもじょ」いいよね。うんうん。



さて、では、えーっと、自粛中の楽しみ方、何かあったら教えてください!そろそろ、こう、なんか

……

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― 新着の感想 ―
[一言] 後書きの小説の天の声は 神様の7日、作者様なのかw ステイホームの過ごし方ですか… 毎日親に電話するようになりました。春から1日も欠かさずに…一人暮らしさせちゃっているので安否確認も兼ねて…
[一言] 作者さま ナメクジビールって……… ナメクジを駆除するためのビール罠のつもりだったんですが( ̄▽ ̄;) 容器にビールを入れてナメを捕まえるアレです
[一言] 7Netで注文しました。6月が楽しみです。
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