魔法の設定
「地球に戻って、いろいろと考えたんですよ」
留さんが鞄の中からノートを一冊取り出す。
よく使いこまれているようで、付箋やメモの端がノートからはみ出していて、汚れて少しよれよれになったように見えるノートの厚みは通常の3倍くらいにはなっていた。
「異世界では魔法が使えるのに、地球では魔法が使えないのは、何が原因か。もともと魔法が使える人種とそうでない人種の差なのか」
エリーゼさんの表情がちょっと曇る。
「私のように、魔法が使えない人間とばかりが住むのが地球で、私が住んでいた国では魔法が使える人と使えない人がいた、もしかすると、魔法が使える人ばかりがいる国……世界もあるかもしれないと、そういうことでしょうか」
ふむ。異世界の設定ですか。マジバトル計画は、何かのゲームか漫画か小説かアニメか、何かのアイテム的な物として進めるのかなぁ。
「留さん、そう過程すると、地球人が異世界に召喚されてから魔法が使えるようになるパターンはおかしいのでは?」
社長に質問に留さんが即座に答える。
「そうですよね。途中、神様から能力を授けられるだの、一度死んだのだから体を再構築するだの、世界を超えるときに体に変化があるだの、そういう可能性がないわけではないでしょうが……」
おお、異世界転移設定オンパレードだ!
一番人気は神様から能力もらう系ですよね。そうすることで、現地の人よりも優れた能力を持っていることに説明がつきやすい。だって、神様がくれた能力なんだもの。それに、説明もしてもらえるから、能力の使い方も初めから分かっているし、読者も世界に入り込みやすいですよね。
体の再構築っていうのもやっぱりよくありますが、魔法が使えるようにっていうよりは「おっさんがなぜか若返る」というラノベの設定ですよね。
魔法が使える構造の体に変化させるとかそういうのはあまり出て来ない気がしますが。そういうのもありでしょうか。
「世界を超えるときに体に変化?わざわざ地球に渡る時には使えない体に変化するというのも、無理がありそうだけど……」
エリさんがうーんと眉を寄せる。
「ええ、そうですね。ですから、私は魔素があるかないかということが問題ではないかと考えたんですよ」
留さんがノートのあるページを開く。
「魔素……これは酸素や窒素のようなものの一つではないかと。目には見えないけれど、存在するもの。異世界には存在するけれど、地球には存在しないもの」
エリーゼさんが、酸素?窒素?と首を傾げた。
ん?エリーゼさんは異世界の悪役令嬢設定だから、知らないふりをした?もしくは、本当は外国人で、日本語はしゃべれるけれど難しい文字は読めないし、日常であまり使わない単語が分からないとかかな?……。見た目、日本人ですって言われるより欧米のどっかの国出身ですって言われた方が信じられるような感じですし。
「呼吸をするとき、私たちは酸素を吸い込み、体で吸収し、二酸化炭素にして吐き出すなんて考えていませんよね?科学や化学が発達していろいろなことが判明しただけで……太古の昔から人、いえ、動物は自然と呼吸をしていた」
うん。うん。
酸素や窒素という単語が分からなくても呼吸といえば何を話しているか分かりそうですよ。
いつもご覧いただきありがとうございます。
(*'ω'*)以下名古屋弁。
ちょっときーてちょー、じかんがにゃーんだわ
いろいろまわししなかんで、てんやわんやだわ
きのーもこーしんするじかんあらせんかったろー
わるかったねぇーきょーはこうしんできたんだわ、でもよー
でもあとがきかくじかんにゃーんだわゆるしたって^
(*'ω'*)以上。名古屋圏にお住まいの方は、訳してみてね。
かなり適当な部分もあるので、間違いのご指摘もお受けしております♪
名古屋圏外の人は、感想欄で訳してくれた人のを読んで「あってた」とか「ちがった」とか思ってもらえると楽しめるかな?




