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第19話 森林破壊

 何が来る...!?

 暗闇から現れたのはコウモリの大群だった。

 しかしよく見るとただのコウモリではない。鋭い牙を剥き出しにして襲いかかって来る。

 かなりの数だ。100匹はいるぞ...。どうやって対処すべきか......。

 いや手段は一つしかないか。

 俺は右足を一歩引き、右腕を思いっきり振りかぶり襲いかかってきたコウモリの群れの先頭のやつめがけて全力で拳をぶつけた。

 その瞬間。


 バチンッ!


 拳をぶつけたコウモリは破裂し、他のコウモリも衝撃波でぶっ飛んだ。

 ぶっ飛んだのはコウモリだけではない。


 バキバキバキバキバキバキバキ......!! 


 すごい音を立てコウモリの後ろの木々も衝撃波で吹き飛んだ。

 

 「もろいな。」


 そうか。最初からこうしておけばよかった。

 帝国を滅ぼしたアイツと戦ったせいで自分が弱いと思い込んでしまっていた。

 確かにアイツと比べれば弱いが、俺の力はこの世界ではチート級に強い。

 わざわざ魔物を1匹ずつ倒したりする必要はない。この森ごと吹き飛ばしてしまえばいい。


 俺は森の最深部あたりまで進んだ。

 深く深呼吸をする。

 そして、四方八方めがけて全力でマシンガンのようにパンチを打ちまくった。

 

 バキバキバキバキバキバキバキ.....メシメシメシメシメシメシ....ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...!!


 強い魔物が出ると恐れられていた森は、あっという間に跡形もなく吹き飛んだ。


 「ふう。」


 一息つき、ステータスを確認する。


 アヤト Lv.38 冒険者

 HP:380000 MP:380000

 物理攻撃力:380000 物理防御力:380000

 魔法攻撃力:380000 魔法防御力:380000


 「ぼちぼちだな。 もう少し上がると思っていたが。」


 恐れられている割には大した森ではなかったようだ。

 だがかなり強くなった。森に入る前の5倍以上のステータスだ。体はかなり軽くなり、少し力を入れるだけでどんでもない力を発揮できる。

 歩くだけで地面が潰れるほどだ。

 この強さでアイツに勝てるのだろうか。

 いや、5倍になったくらいじゃ勝てないかもしれない。

 というよりそもそも素手じゃ勝てない気がする。

 武器が欲しい。それと魔法も使えるようになる必要がありそうだ。

 北帝国に向かうか。 そこで武器や魔法書を調達しよう。

 だが、このまま向かうのはよくなさそうだ。なぜなら今の俺は全裸だからだ。

 ニャザール村で服を買うか。ニャターシャのことも報告しておいたほうがいいだろう。


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