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偶然に起きたことは、まるでキセキだった!?

作者: 七瀬



僕の好きな女の子は、とっても笑顔が似合う子でね、、、!


彼女が笑うと、、、?

周りの空気も変わってしまうかのように、、、。

とっても穏やかな優しい時間が流れるんだ。


みんなが彼女の笑顔に癒されて、優しい笑顔の輪が広がる、、、!

そんな感じの女の子なんだよ!


僕は遠くから、彼女を見ているだけ、、、。

僕から彼女に話しかける事もない、、、!


僕なんか、、、?

彼女にふさわしくないと思うから、、、。




僕の名前は 『島崎 海翔』高校2年生だ!

彼女の名前は 『赤崎 あいら』同じクラスの女の子。


僕と彼女は同じ空間にいるのに、、、。

話す事も目を合わす事もほとんどない、、、!


僕からしたら彼女は遠い存在なんだ、、、!


僕はこのまま、赤崎さんと話すらする事もなく卒業して行くもの

なんだろうとこの時の僕は、思っていた、、、!


なのに、、、あんな事が起きるなんて、、、!




僕はその日、放課後屋上に行くことになった、、、!

先生に、宿題を忘れた罰で屋上の掃除をしろと言われたからだ、、、!


僕が屋上に行くと、、、?

そこには、赤崎あいらがいた、、、!


『えぇ!? ここで何してるの?』

『島崎君こそ! こんな時間に屋上で何してるの?』

『宿題を忘れたから、先生が罰で掃除しろって言われて、、、。』

『ふーん! そうなんだ!』

『赤崎さんこそ! ここで何を、、、!?』

『・・・ちょっとね、、、?』

『・・・あぁ、そう!』



一瞬だったけど、、、何か見えたんだよね、、、?

赤崎さんが咄嗟に何か隠したモノが、、、。

でも、僕は何も見なかった事にした、、、!


だってこうして! 赤崎さんと少し話せたから、、、。



それからというもの、、、?

僕と赤崎さんは放課後、よく屋上で会うようになった、、、!


僕も赤崎さんも、同じクラスなのにお互い話したことがなかったから

少し初めの方はぎこちなかったけど、、、?


赤崎さんのあの優しい笑顔が僕の心をほぐしてくれた、、、!


『島崎君って? 仲がいい友達って誰?』

『僕の仲がイイ友達は一人だけいるよ~! 池崎くんかな? 彼が僕と

仲良くしてくれているだけなんだと思うけど、、、?』

『へーえ、島崎君のそう言うところ、なんかいいねぇ~!』

『・・・えぇ!? どういう事?』

『謙虚って言うのかな? そう言うところだよ~』

『・・・あぁ、ううん。』



赤崎さんって、僕の赤崎さんの印象そのままで、、、。

いや? それ以上だったな。


やっぱり、彼女は素敵な女の子だったよ!



でもある時、、、!?


僕は彼女の見てはいけないモノを見てしまった、、、!

僕がいつものように屋上に行くと、、、?


赤崎さんが倒れていた!


『赤崎さーん! 赤崎さん聞こえる? 僕だよ! 島崎だよ!』

『...あぁ、ううっ、島崎君、、、? 』

『直ぐに、救急車呼ぶからね!』

『ダメ! 呼ばないで! 少ししたら良くなるから、、、。』

『えぇ!? こんな事よくなるの、、、?』

『まあね!』

『......』




赤崎さんは、僕に赤崎さんのカバンの中に入っている小さなポーチを

取って欲しいと頼んできた。


僕は素直にそのポーチを取って赤崎さんに渡す、、、!



中には大量の薬が入っていた。


『これって、、、?』

『そう! 私、病気なんだ!』

『...病気?』

『そう! 心臓の移植しないといけなんだって、、、!』

『えぇ!? じゃ、、、。』

『私、どれぐらい生きていられるんだろう、、、?』

『・・・そんな!?』

『今はまだそこまで悪くないけど、、、? これからどんどん悪くなって

いって、そのうち病院でずっと寝たきりなるんだろうな...。』

『そんな言い方しなくても!』

『でも、本当の事だよ!』



赤崎さんは、何時もみたいに僕にニコッと笑いかけた!



次の日、、、。

僕は臓器バンクに入る事にした。


僕の心臓が赤崎さんに合うのか調べてもらった!

そしたら、僕の心臓は赤崎さんに適合するみたいだ!


僕は覚悟を決める!


赤崎さんは、次の日から病院に入院する事になった。

心臓の調子が悪くなってきたから、、、。


そして僕は、、、。


『あいらちゃん! 貴女にあった心臓が見つかったわよ!』

『えぇ!? 本当なんですか?』

『良かったわねぇ~あいら!』

『これで、治るのよ~!』

『うん。』





手術も成功して、心臓も拒否反応もなくあいらちゃんに馴染んでいった、、、!


『でも、この心臓、、、懐かしい感じがあるわ!』

『・・・そう言えば、、、? 島崎君元気かな、、、?』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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