●現在地周辺地図・カルナス周辺
・カルナス
エルセリア王国の城塞都市にして有数の商業都市。
かつてのエルセリア騎士団の分隊から組織された『衛兵隊』の本部がある。
国の西側にある交通の要衝でもあり、この為数多くの行商や観光客が訪れる。
若者も多く、季節ごとに大規模な祭りや催し物が開催される事で有名。
特に冬祭りは最も知名度の高い祭りで、この街を代表するイベント。
これだけを楽しみに他国から訪れる旅行客もいるほどである。
中心部にある聖堂は徳の高い聖女が在任している。
街の北にはかつて軍が使用していた監視塔が立っているが、現在は使われていない。
・ビオラ
カルナスからの馬車の中継地点となっている村の一つ。
かつてはオルレアン村からカルナスに向かう際に必ず通る道だったが、橋からの直通ルートが開発されたため遠回りになってしまった。
・ニーニャ
かつて国内唯一の軍港として栄えた港町。
戦後、国土の東側寄りに次々に新しい港町が開発されていった為、現在は寂れた漁師町となっている。
戦時の繁栄は忘れ去られ、若者は日を追うごとに減っていっている。
国内でも希少な造船所があり、戦前・戦中はここから数多くの軍船や商船が建造された。
町の東側には灯台があり、内部には『海の王』を祭る祠がある。
・王城
エルセリア王国の中枢。
国王が座する居城で、かつての騎士団から組織だった屈強な城兵隊を擁する。
国内最大の軍事拠点にして政治拠点でもあり、数多くの宮廷学者や政治学に長けた貴族、文官などが居住している。
城内には離宮と奥の間が存在し、離宮では姫君が暮らし、奥の間には王妾と王子が生活している。
・リリーナ
エルセリア王都。
初代国王の妃の名からつけられた国内最大の都市で、大陸各国の間でも商業都市として知名度が高い。
国内の文化・流行の中心地でもあり、東側の交通の要衝でもある。
かつては王城の直近にある事から対ラナニアの最終防衛ラインの一角を担っていたが、現在は国土が広がった為、街を覆う城塞が面影を残すのみとなっている。
・セレン
王都直近の軍港で、現在のエルセリア海軍が拠点としている国内最大の港町。
近代化された港湾施設に加え最新式の魔導船開発施設などが立ち並ぶ。
一方で商船や旅客船なども停泊する為、町は日夜賑わいを見せている。