●現在地周辺地図・エルセリア北部~エスティア・バークレー
・エルセリア王国
国王:マクスウェル=マークス=エルセリア
総人口:70万
王都:リリーナ
友好国:リリーマーレン・エスティア他
大陸南西端に位置する大国。
近年後継者問題で混乱していたがようやく解決し、長く関係が微妙だったラナニアとの関係も改善されつつある。
・コルコト
エルセリア~エスティア間の国境の小さな村。
一応国境の為監視塔が立っているが、両国間の近隣住民の出入りはほとんど黙認されており、
旅人に対しても比較的緩やかな検問となっている。
・リバーライト
エルセリア北部最大の都市。
リバーライト辺境伯リコッテが治める商業都市で、その他主要産業としてコルコト経由でエスティアから運び込まれた金を使用しての造幣を行っている。
・マリーダ
エルセリア北部の宿場町。
リリーナからの街道に作られた町で、北部へ旅する数多くの行商や旅行者が利用している。
リリーナ~マリーダ~リバーライト~コルコト~ビオラ~カルナス~リリーナ
というルートで巡回する馬車も数多く出ており、エルセリア商業発展の重要拠点の一つであると言える。
・エルヘルト要塞
対ラナニア北部、対バークレーに目を光らせる為に建造された要塞。
エルセリア北部防衛の最大拠点で、リュース川を挟んでの相手国監視の為、数多くの衛兵が活動拠点としている。
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・エスティア王国
国王:フニエル=ミース=エスティア
総人口:3万
王都:セントエレネス
友好国:バークレー・エルセリア
大陸北西端に位置する山岳国家。
女神より生み出されし猫獣人が建国した国家で、国民のほとんどが猫獣人で占められている。
金をはじめとして様々な鉱物に恵まれた資源国ではあるが、商業・工業・農業いずれもほとんど開拓されていない上に軍事力も乏しい弱小国で、近年までエルセリアの庇護下にあった。
現在は新たに女王となったフニエルの元、バークレーとの協定によって保護下に置かれている。
主な通行手段はヤギ車とグリフォン定期便で、各村落にグリフォン専用の飼育小屋が用意されている。
・ラグナス
エルセリア~エスティア国境とエスティア~バークレー国境とを兼ねる村。
重要な交通要衝となっており、比較的平坦な地形にある事も手伝い栄えている。
特に商業的な側面として、エスティアにとって重要な外貨獲得のための拠点である。
・ホッド
王城直近の村落。
かつて王城に仕えた聖女が余生を過ごす修道院がある。
・セントエレネス
エスティア王都。
「北部で最も美しい街並み」と呼ばれるほど整った山岳都市。
元々は軍事拠点として難攻不落の造りがなされていたが、大半は時代と共に遺構となり果てている。
近年では観光都市として見出されており、近隣国家からの観光客の姿も見られるようになっている。
・王城
エスティア統治のシンボル。
城としてはかなり抑えめではあるが、山城で、軍事的に見た場合とても攻め込みにくい地形に立地しており、セントエレネスと合わさり非常に強固な防衛施設となっている。
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・バークレー王国
国王:ガルガンティエ=ボース
総人口:9万
王都:カレンディア・ノス
友好国:ラナニア・エスティア・クルルガンド
大陸北部中央に位置する国家。
戦時中から弱った他国を吸収・併合する形で大きくなった国で、
現在も奴隷国家、人身売買国家、犯罪国家など、様々な不名誉な噂が広まっており、
その噂を肯定するかのように人狩りや奴隷商が至る所で見られる。
賊の出没も頻発しており、治安もあまりよくない為軍に強権が与えられており、これにより市民は軍に対しても怯えた視線を向けるようになっている。
現在は老齢の王は形だけの存在となっており、国内統治優先の第一王子と外交優先の第二王子とで協力関係にあり、戦時中よりはいくらか落ち着きを見せつつある。
現在外交・公式上の王都はカレンディアだが、国内における内政上は旧王都ノスが形式上の王都となっており、王もそちらで養生する日々を送っている。
・フェン
バークレー~エスティア間の国境の村。
国境には小規模ながら軍事施設が用意されており、エスティアに有事があった際にはまっさきに駆け付けられるように軍馬車と騎兵隊が常駐している。
・クロームストーク
バークレー西の商業都市。
公然と奴隷市場や非合法オークションなどが開かれ、大陸中から後ろ暗い資金が出回っている。
バークレーの闇の部分を体現するかのような代表的な地方都市である。