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嘘つき女神と0点英雄  作者: 海蛇
9章.ラナニア王国編1-混沌してゆく世界-
128/303

●現在地周辺地図・エルセリア王国東部~ラナニア王国西部

挿絵(By みてみん)


・エルセリア王国

国王:マクスウェル=マークス=エルセリア

総人口:70万

王都:リリーナ

友好国:リリーマーレン・エスティア他


大陸南西端に位置する大国。


大戦中盤まで海運とわずかな要塞のみが命綱の小国だったが、

中盤以降は隣国ラナニア王国がグラチヌス帝国と激戦を繰り広げている間に北部へ進出、

当時小競り合いを続け疲弊していた小国をいくつも吸収・併合し、

大戦末期にはグラチヌスに勝利したラナニアと拮抗する大国にまで成長した。


戦後、かねてよりの海運力を活かし、

大陸内外に囚われず様々な国と交易を結ぶ事により莫大な益を獲得し、

これを元に主要拠点と運河・街道・港の再整備、大規模技術開発などを敢行し、

大陸西側一の大国として安定した基盤を築きつつある。



・アンカリ

エルセリア国境の町。

かつては対ラナニアの防衛ラインの最前線に位置する防波堤として作られた砦の一つで、

現在もその名残として町の南北に一棟ずつの物見台がそのままの姿で残っている。


現代においては国境の町という側面が強く、

王国の出入国管理局が徹底した監視体制を敷いている他、

国境警備の拠点としても重要な為、城兵隊から多くの兵と軍馬車が配備されている。



・国境

アンカリ東に流れる『リュース河』から西側がエルセリア王国、

河の中州を含め東側がラナニア王国となっている。

両王国は大戦時、国境際に競うように巨大な監視塔を建造し、

常にこの国境に莫大な兵力を配備し続けていた。

特にアンカリ東の中州にそびえたつ二つの巨塔『ジェミナスの塔』は、

かつては強力な二人の魔術師が控え、

川を凍てつかせる事でエルセリア王国軍との衝突を押さえ続けたと言われている。


現在は双方とも全ての塔に兵員を回す事が出来ず、

少数の部隊が持ち回りで管理するようになっており、監視塔としては半ば形骸化している。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・ラナニア王国

国王:ラナニア=ミースニルド=グラント

総人口:120万

王都:コルッセア

友好国:バークレー・レヴィアルビー・エルセリア他


大陸東側を支配する大国。

かつての大戦の最大の戦勝国で、

世界中を荒らしまわっていた暴狂国家グラチヌスに鉄槌を下した大陸最強の陸軍国。


エルセリアのリリーナと比肩しうる大都市『コルッセア』を王都とし、

更に王城の周囲にも巨大な軍事都市を組み込み、王都中心の繁栄を遂げている。

反面地方は軍事力こそ大規模なものの、商業規模の乏しい街や村が多く、

この為王都周辺とそれ以外の地方との格差が広がり続けているという社会問題にさらされている。



・レナス

ラナニア南西部の城塞都市で、この地域を治める有力貴族『カリツ伯爵』の領地。

国境から最も近い位置にある都市の為王都から相応の兵力が配備されてはいるが、

王都から離れた立地の為に士気は低く、

派遣された軍人と民衆との間に軋轢(あつれき)が生まれつつある。

都市としてはあまり商業的な努力がされておらず、

この為人口は多いのに発展する事が出来ないというジレンマを抱えている。



・マリアナ

ラナニア南西部端の城塞都市で、かつては地方領主『ヨード子爵』の領地だった。

元々は城塞都市として多くの軍人が詰めており、

民間人がそれに付随する形で出店し、商業的な発展が見られるかと思われていた。


現在は民衆により制圧され、行政のほとんどが機能不全に陥っている。



・ゴリアテ要塞

ラナニア城直近の要塞にして、西部方面の要衝。

コルッセアと並び西側の重要拠点とされており、

ラナニア陸軍の主力軍が常時控えている。

非常に堅牢な防御力を誇るこの要塞は『無敵要塞』と呼ばれており、

大戦時からラナニア陸軍の象徴としてその威容を見せつけている。



・コルッセア

ラナニア王都。

国内で最も商業発展が進んだ近代都市で、

芸術分野においても先進的な発展を遂げている。

他の都市と異なり軍事関係の施設はほとんど存在せず、軍人の数も少ない。

それとは裏腹に学者や芸術家など文化人がとても多く集まり、民衆の自治意識も強い。

これらの要因が重なり、現在では『自由民主化運動』が爆発的に広がり始めている。



・王城

ラナニア王国の中枢。

非常に巨大な城を中心に、一つ一つはコルッセアほどではないものの広大な街が東西南北に広がり、

更にその周囲に巨大な塔がそびえたつ。

街には文官や貴族、軍人の家族などが多く生活しているが、

街としては旧来の古びた様式がまかり通っており、

コルッセアの様な先進的な空気は微塵も感じられない。

街の周囲には巨塔が建てられており、

これらの塔からの魔力放出により、有事には王城へのバリアが展開され、

外部からの攻撃や侵入を防ぐことができるようになっている。



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