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絶望と希望の入り混じった異世界生活  作者: アリギエリー
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拒否と転移

おはよう朝だ。

正直朝が辛い、また学校だと思うと反吐が出る。


俺はブサイクだ、あーあ心底ブサイクだ。

今はみんな高校受験シーズン。

俺も勉強中。


部活も剣道部で初段を取得している。

二段は来年の2月受ける予定だ。

だからイジメられてなんかもいない、今は。

昔はイジメられてたけど剣道部に入ってめっきりいじめられなくなった。


「ふー今日も疲れた。宿題多すぎんだろ。」


方に力を抜きらパソコンを開く。

ふと動画を見ていると、下に出てきた広告に目が行った。


「送ってみませんか?第二の人生!」


とだけ書かれた広告があった。

広告を消そうと右上のバツを押す。

そして消す。


「今日はもう遅い寝よう。」


それから何日もなった。

が、日に日に

「送ってみませんか第二の人生」

の広告が増えてきている気がする。


ふと、友達にこの広告のことを話してみた。

俺の数少ない友達全員この広告のことをしらなかった。


ある友達は、

異世界物になるんじゃねぇ?


とか言ってきたが、俺がどれだけ異世界に行く方法を試したと思っているんだ?

もうその手のものは信じなくなっていた。


いくら現実から逃げても逃げても楽をすればするほど、現実は肥大化して襲ってる。


それを痛いほど知っている俺は、もう逃げるなんてそんなこと考えなくなっていた。


そんなある日、勉強して部活から帰って疲れ切って帰ってきた日のこと。


さあさあ勉強だ、めんどくさい、携帯を開いて少しだけ動画を見ようとした。


また。広告にあの広告が、

うざい

右上のバツを押そうとした時、誤ってその広告をクリックしてしまった。


目の前が真っ白になった。


〖やっとクリックしてくれたね。〗


優しい声が部屋に響く


そこには実態の無い白い部屋に白い靄があった。


「誰?」


一言だけ発生する。


部屋こだまする。


「僕は存在しない悪戯が大好きな妖精、残念だけど君には僕が作った世界に行ってもらいたいと思っているのだけども君は?どう思うの?」


声が聞こえた。声だけ。


「うーん昔の俺なら即決で行くって答えたけど今はいいやそれほど不自由な思いしてないからね」


そう答えた。

異世界なんて半端な気持ちで行くもんじゃない。そう思ったからだ。


なんのコネもない人間が何もなしに異世界にいったとしてもそこで生き残れるかなんて保証はどこにもない。


「せめて外見は変えてあげるよ、それと君の趣味で持っている模造刀、あれを本物にしてきみにあげるよ〜異世界で生き抜くために」


妖精は笑いながらそういった。


「いやいや行かないよ俺は。」


はっきり俺は答えた。

すると妖精は。


「キミに拒否権はないよもう決定事項だからね」


俺の体は真っ白に包まれてしまった。


目を覚ますとそこには無渡す限りの大地と草原が広がっていた。


「うっそぉぉぉぉん!」


大声で叫ぶ、何キロも先に見える山にあたってやまびこしろうなぐらいの大声で。


「マジか…」


しばらく俺はそこから動けなかった。

泣きそうだった。


右手には刀と手紙が添えられていた。


『その刀は君の成長と比例して攻撃力切れ味が上がるから、あと外見はイケメンにしといてあげたから頑張ってね〜』


と書かれていた。


「クソが!こうなったら意地でも生きてやる!」



ここから俺の血生臭い異世界が始まる。

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