終わった人生
ついてない人生 それが普通だと思っていた
義務教育の過程を優秀な成績で終え高校、大学ともに国で一番いいところにギリギリで通った さすが友達もつくらずに勉強していただけあると自分で思っている ちなみに、僕の名前は小原翔太、今年では34歳、会社は大手のSONYに務めている 主にゲーム開発に携わっている 大学卒業後に恋をしたものの全部ダメだった 結構いいマンションに住んでいるし顔もそこまで悪くないと思うだから、何故モテないのかがわからないくらいだ きっとついていないんだろう そう思っているうちに、、、
〈こっちこっちー はやくこいよしょうたー〉
先輩の前田と小学校からずっと一緒の愛子だ
ふたりは共通の知人である僕に結婚式の準備など頼んできた さっきから考え事をしていた理由はこれだ
〈はーい 待ってくださーい〉
僕は返事をしてそっちへ行った そして3人で店に入り、話を始めた 話を進めていくうちに調子に乗った先輩は
〈お前も早く彼女つくれよー〉
そうですねと 苦笑いをしたものの ほんとに笑えない むしろイラッとする
そんなときに
〈助けてーーーー〉
〈殺さないで お願い〉
などという声が聞こえてきた 黒服のナイフを持った男は愛子を見つけて奇声を上げながらナイフを振り上げながら走ってきた 危ないと思った僕はとっさに
〈愛子ーーーーー〉
と、叫びながら守った ナイフは首元に刺さり黒服は 舌打ちをして逃げていった
〈翔太、死ぬな お願いだから、、〉
色々な人の視線が刺さり泣いている人もいるようだ 前田先輩、普段からもう少し優しくしてくれればよかったのに そう余計なことを考えているうちにどんどん意識がなくっていく
ついてない人生だった…
こうして僕は死ぬのだった