かくて主の栄光はあらわれ
読みづらいかもしれないです…
ここはニンフルザク本部。
父と母親の研究所がある。
「なに?父さんの仕事って。」研究所の奥まで連れてこられた。
「……これよ。」母親は研究所の明かりをつけた。
「あぁ?!」明かりがついてガラスの奥が見える。
そこにいたのは怪物。体はツギハギで、顔はイグアナのような爬虫類に見える。ボロきれのような服には鈴がぶら下がっている。体が鎖で繋がっていて動けないようだが眼差しはこちらを睨んでいる。体長は…3m位あるだろうか?
「これが火星人。」母親は俺に言う。
「…こいつの研究をしてたのか?父さんは」
「…こいつの研究と……こいつの対抗策を研究してたわ。」
どうでもいい。
「対抗策…?」
どうでもいい。
「「神」には「神」でないと戦えない。」
どうでもいい。
どうでもいいんだよ!
「ていうかそんなの知らねえよ!死んだ父さんの事なんかどうでもいいよ!今生きていられればそれでいいんだよ!」
死んだヤツのことなんてどうでもいい。
「聞いて!」
「うるせえよ!関係ねえだろ!俺には!」俺は研究所から出ようとした。すると、
バキャ
という音と共に火星人が動き出す。
「え?!なんで?!」母親はありえないと言いガラス近くの機械を操作する。
「ヴアアァァァ」火星人を束縛していた鎖が外れる。
「そんな?!なんで今頃?!」そして火星人はガラスの窓ごと母親を握りつぶす。
ッパキーン
「ぇ?」母親は軽い音を鳴らして潰れた。
「ヴアアアー」火星人はこっちを向いている。
「来るな…よ」なんだよこいつ?!臭いし!
「一郎…」
「お母さん?!」生きてた…!
「となりの部屋…の児玉君に…私が死んだことを伝えて…」
「まだ生きてんだろうが!なに言ってんだよ!」
「児玉君を親だと思いなさい。」
「あぁ?!」
「一郎…優希と一緒にしあわ…」
バキャ。
お母さんは…火星人に手で押し潰された。お母さんの脳汁や血が顔に降りかかる。臭い。
「え…えあぁぁ?!」俺は走ってとなりの研究室の扉を開けた。
暗い部屋だった。そこには男が座っていた。
「…ん?君は…兒島さん家の…」こいつが児玉?
「お母さんが死んだ!お前に後を任せるって…!」児玉だと思われる男はああ、と言い、どこかのボタンを押す。
その瞬間、意識が無くなった。