3/11
其の男
はいーお願いしますー
やっと本編にちょこっと入ります~(多分)
おねげえしやすよ!
私の名前は兒島圭司。科学者だ。
このご時世。職に就くだけで、税金。家から出るだけで、税金。生きているだけで、税金。という、死ぬまで税金にまとわりつかれる世の中。そのなかで私は「実力で」科学者になり、自分の仕事を持ち、自分の稼いだ金で生きている男だ。
ほとんどの人間が税金を払えず『非国民』である。私も『非国民』出身だ。
と、まあ私の愚痴はこれくらいにして…。
私は今、「神」と呼ばれる国の敵を研究している。
目撃者のほとんどが死んでいるため、研究はあまり進まない。
しかし、そんな中でロシアの海軍が「神」の体液を入手した。
DNA鑑定した結果、あらゆる人間の親ということがわかった。
意味が解らないだろう。
この「あらゆる人間の親」というのは聖書でいう『アダムとイヴ』である。
つまり、DNAの遺伝子情報がほとんど無い。見えない。解らない。
「神」は何なのか…?
その答えはすぐにわかった。
なぜ?それは…すぐに日本にも「神」の襲撃が来たからである。