うわさ
電車内とかでの暇な時間にスッとお読みください。
「はぁッ...!!はぁッ...!!」
男は「何か」から逃げ続けている。
「クソッ!!どうなってんだこれは...ッ!!」
男は自分を襲ってきている何かから、自分を喰らいに来ている何かから逃げている。
「なんだよ...ッ!!なんなんなんだよ一体ッ!!!」
男は自分が逃げてきた方を振り返る。
そこには、十数人分の先ほどまでは命であった肉塊が転がっていた。
男はそれを見て、顔をこれ以上にないほど引きつらせながら走る速度を上げた。
「まさかッ!あの噂は本物だったってのかッ!?」
昔からこの町ではある有名な噂が言い伝えられている...
「ッ...!!行き止まりッ!?」
夜の心霊スポットでは『恐ろしい何か』が現れるという噂が...
「やめろ...くるな...くるなッ!!」
『人を喰らう何か』が現れるという噂が...
「くるなああぁぁぁぁッッッ!!!!!」
『妖怪』が現れるという噂が...
「はぁ...なんで俺がこんなことを.....」
妖魔は両手にコンビニのレジ袋を持ちながら深くため息をついた。
「てか、一番近いコンビニが遠すぎだろぉ...」
レジ袋の中にはたくさんの飲み物が入っていた。
30分ほど前、妖魔は大学のサークル仲間と共に山奥にバーベキューをしに来ていた。
そこで飲み物がないことにバーベキュー会場に到着してから気づき、一番近くのコンビニまで誰が買いに行くかを決めるためにじゃんけんが行われた。
そのじゃんけんに妖魔は負けてしまったため、山を下りて少し歩いたところにあるコンビニまで買い出しをしに行っていた。
今はその帰りの途中で、もう少しでバーベキュー会場に到着するという場所まで来ていた。
「にしても、妙に静かだなぁ」
周囲には、バーベキューが行われているとは思えないくらい、静寂が広がっていた。
妖魔はあまり気にせずにバーベキュー会場への道を歩き続けたが、ふと疑問に感じた。
「静か...すぎないか.....?」
近くでバーベキューが行われている場所にしては周りが静かすぎるのである。
人の話し声はおろか、物音ひとつ聞こえない。
聞こえてくるのは、木にとまっているたくさんのセミの鳴き声や、山を下りたところを走っている車の音くらいだ。
妖魔は疑問を感じながらも歩いているうちにバーベキュー会場に到着したが、そこには人の姿はなかった。
「(何かのドッキリか?いや、だとしたら食材を焼いたまま放置したりするか...?)」
妖魔はさらに疑問を抱きながらとりあえずは待ってみることにした。
しかし、10分近く経っても誰も戻ってこなかった。
「(いくらなんでもおかしい...トイレに行ったにしては長すぎるし、ドッキリというような感じもしない........少し探してみるか...)」
妖魔は耐えきれなくなり少し辺りを探してみることにした。
しかし、どこを探しても人ひとり見つけることができなかった。
「(どこに行ったんだ...?一度戻ってみるか.......ッ!?)」
妖魔はバーベキュー会場に戻ろうと振り返ろうとした。
その瞬間、あるものが目に映りこんだ。
目に映りこんだものはたくさんの墓石だった。
それは、バーベキュー会場からあまり遠くない場所にある墓地にあるものだった。
それを見た瞬間、妖魔は焦燥感に苛まれた。
「まさか...いや、でも.......」
妖魔は自分の考えがどうか間違っていてくれと願いながら墓地がある方へ歩き出した。
歩みを進めるうちに無意識のうちに歩くスピードが速くなっていたが、妖魔はそんなことに気づかないほどに焦り始めていた。
「くるなああぁぁぁぁッッッ!!!!!」
「ッ!!!」
妖魔が墓地に入ろうとした瞬間、突如として絶望と後悔が入り混じったような悲鳴が聞こえてきた。
その悲鳴が聞こえてきた瞬間、妖魔は悲鳴がした方向へ走りだした。
心の奥から湧き上がる『ある感情』を抑えながら━━━
イヤー驚いた。まさか物語を考えるのがこんなに難しいなんて...
てか、2日かけて今回の分書いたにしては全然話進んでねーなこれ...
メインキャラがまだ1人しか出てきてないんだが...
終わんのかこれ?
※誤字脱字はご気軽にご指摘ください(*´ω`*)