悪役令嬢らしいけど、情報がありません!③
…目が覚めたら…元には戻ってはいませんでした。
とりあえず、自室ではないようです。
ローズマリーの部屋はピンクフリル。
こちらは、落ち着きのあるデザインの、天蓋付きベッドのあるお部屋。
…王城の客間かな?
「倒れてそのまま…か。寝間着に着替えてるし…けっこう寝てたのかな…」
「にしても、乙女ゲームネタの悪役令嬢の、転生もの小説のざまあ系悪役令嬢、にさらに転生とかどんな状況よ!
てか、よくわかったな私!名前しかわかってないし!自分の家名すらわからんし!」
「そもそも転生ってやりこんだゲームとかじゃないの?!なんでてきとうに読んでた小説の、しかも第二話!同じく殿下に会って前世思い出しましたの段階とか!」
「あー…どうしよ。ストーリーがわかんないんじゃ、現状確認も悪役令嬢もざまあも無理じゃん…雑すぎでしょこれ…」
わけわからなくて頭は痛いわ、お腹すいてくるし…あーもうだるい…枕に顔を埋める。
「君が悪役令嬢なの?」
「あー…らしいねー。もともとはヒロインに婚約者とられて、ヒロインいじめて、断罪されるらしいよー。」
「へえ。断罪って?」
「わかんない。婚約破棄されるらしい。んで…へ?」
「おはよう」
「…オハヨウゴザイマス。」
なぜ、殿下いるよ。一応レディが寝てる部屋ですよね
「フェリクス殿下、なぜこちらに?」
「昨日顔合わせで倒れた貴女が、一晩中『ざまあ』『悪役令嬢』『情報がない』ってうなされていて、心配していた婚約者のもとに、目が覚めたようだと知らせがきたからかけつけてみたところ、気づいていないし一人言が聞こえてきたので、人払いして参加してみたら会話になった…ってところかな。」
「…説明ありがとうございます…」
早速ばれました




