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御披露目②

結論

駄目でした。いや、なんかもう、駄目そうだから早々に諦めた。


って言いたいのだけど、そういう訳にもいかず


「っ~…ロ~ズ~…っずずっ…」


婚約者としての御披露目で、既に嫁に出す気分だとかで鬱陶し…いです。

せっかくのイケオジなのに、涙でぐっちょぐちょ


お父様の侍従さんが蒸しタオルなどを持ってついてきてくれました。

「大丈夫ですよ~。こんなでも要職にもついてる公爵なので。人前にでたらまともになりますから~」

ささっと手早くお父様の顔を整え、イケオジ公爵に戻しました。…手慣れています。


「さあ、ローズマリー様。奥に殿下がお待ちですので、そちらまでお進みください。エスコートをかわりましたら、陛下の御言葉の後にお二人にご挨拶して頂きます。」

「はい」

小さく返事をして頷く



名をよばれ開かれた大きな扉の先には、王宮の大広間に、国内の貴族に有力者、近隣国からのお客様とたくさんの招待客の姿がこれでもかというぐらいにひろがっていた。

そして扉から真っ直ぐと伸びる道の先には、壇上の椅子に陛下と王妃様、その近くには宰相に騎士団長?

あと、陛下の側近の方と、お兄様もいる。



そしてシルバーの上下に、私と同じ薄紫のベストやタイをあわせてきた、黒髪の美少年。


あ、目は嬉しそうだな。でも顔が腹黒王子だ?

…ああ、斜め前あたりとか…あのあたりのとか…すんごい顔で睨んでくるご令嬢や親たちがいるから、それでかな?


お。お父様がすんげー恐い笑顔を振り撒いてる。あ、さっきの親たちが目をそらした。

…顔青いし、しばらく大丈夫かな?


そしてお父様から殿下の手に引き渡された。


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