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転生したら袋でした。  作者: kakeru
3/12

Lv.2



皆さんこんにちは。今日も元気(?)な袋の俺です。

あれから奇跡的に少年に拾って頂け今を生きております。


女の子がよかったよー!

このイケメンめー!


そう、拾ってくれた少年は、とても将来が楽しみなカッコ可愛い美貌の持ち主だった。

とても悔しく思う。


少年は、女の子と違って、日用品から色々なものを俺に入れてくれた。おかげでなんと、レベルが上がったのだ。やったー!


そんな俺のステータスがこれ。



―――

巾着袋(Lv.2)

スキル:鑑定

容量:10種50個

―――


新たに内容量なんてものが増えた。

以前のずた袋生時は、体に入るものだけだった。しかし、レベルが上がって形が変わり、どうやらプチ異次元ポケット化したらしい。


少年は、俺の体が変化した時とても驚いていた。なんせ、放り投げられたからね。

その後は、俺の機能(といっても、荷物の出し入れだけだが)を確認して、ホクホク顔であった。

やたらと笑顔で街を歩いていた為、道行くお姉様方が頬を染めていたのを目撃する。

美少年が妬ましい。



さて、そんな美少年との毎日なんぞ語っても楽しくないだろう。主に俺が!


サクッと言えば、少年は冒険者であるらしく、仕事を斡旋してもらって日々を過ごしている。俺は勿論袋として仕事をしている。


そんなある日、少年の元にアダルトな女性(超好み)が接触して来た。

どうやら、少年には世界を救う力があるらしい。ほんとかよ。

イケメン絶滅しろ!



それから。

少年は女性と仕事をするようになった。

今更だが、名前を紹介しよう。

少年の名はレーヴェ。名前までイケメンとか禿げろ。

女性はイリス。


イリスはレーヴェを導くように仕事をこなし、修行を行っていた。その甲斐あって、レーヴェはメキメキと強くなり、逞しくなった。うん、イケメン度が突き抜けた。


で、イリスはレーヴェを食べた。2人は幸せそうである。

くっそ、滅殺じゃー!

俺はなんも出来んのだぞー!

寝るぞくそっ

惰眠スキルを発動して、俺は意識を手放した。




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