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Lv.10(MAX)
理想の姿を手に入れました袋の俺です、こんにちは。
なんと、封印地までひたすら解体したことにより、レベルがMAXになったのだ。
俺の体は魔獣で出来ていると言っても過言ではない(比喩ではなく)。
そんな俺のステータス。
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定型なし(Lv.MAX)
スキル:愛の巣箱
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・・・愛の巣箱?
何その恥ずかしいネーミング。
一体誰のセンスだ?
使用してみると、どうやら俺の体の中に箱庭が作成されるようだ。入ってみると、長閑な一軒家に適度な大きさの可愛い庭がついていた。
うん、わかった。
愛の巣箱ね・・・・・・
外界へと接続し直すと、レーヴェ他皆が目を丸くして俺を見ていた。
「誰・・・?」
レーヴェが代表して発言した。
「あぁ?どっからどう見ても袋様に決まってんだろ?何言ってんだ」
腕を組んでふんぞり返って答えてやった。
「そ、そうか・・・袋か・・・。はは・・・」
レーヴェは遠い目をしてから、眉間を揉んだ。
ほかのメンバーも、各々折り合いをつけようと頭を振ったりブツブツ呟いたりしている。
「おい。用があったら声かけろ。寝る」
正直疲れた。
何にって、解体に。
きっと次に目が覚めた時は魔王と対峙した時だろう。
巾着袋に身を変えてから、俺は惰眠スキルを発動した。




