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その想い人たちは

「ほら、君もここでしょ。一緒に玄関まで案内してよね。ここ、無駄に広いから迷うと思うし」

 未だに動けずにいる黒猫弟に荷物を持たせ、半ば強引にバスから引きずり下ろす。私は校門に向かいサクサクと歩き始めた。

「ま、待て。そっち違うし。定時制は裏門からなの!」

 弟は、やはり姉に似ているらしい。変なところで世話焼きのようだ。二人は裏口の方へと歩く。

「そうなんだ。ありがとー」

「そこでウロウロされても困るし」

 そう言いながらも、私がついてこれる速度で歩いてくれる。最初の印象とはだいぶ違うな。出会ったばかりだけど、彼と友達になれそうな気がしてきたので、ニヤニヤする。やっぱ、いいやつだ。

「さっきからニヤニヤしてるけど、何なわけ。キモいんだけど」

「いやー似てるなーと思ってさー」

 見た目の無愛想さに反して優しいのね。私はニヤニヤが止まらない。うん、間違いなくいいやつだ!

「それ、教室で言ったら帰り出口まで一緒に行ってやらないから」

「帰りも一緒に帰ってくれるんだ?」

「ばっか、別にそう言う意味じゃあ……!」

 二人の漫才のようなやりとりは聖マリアンヌ学園のやたらに広すぎる廊下に響き渡る。夜なので、生徒も少なく余計に響くようだ。そのうちに目的地に辿り着く。

「あ、職員室ここっぽい」

「俺がわざわざこっち通ってやったの! 最初は挨拶とかあるだろ。本当は遠回りなんだから感謝しろよ」

「弟やっさしー。あんがとまたね!」

「弟じゃなくて、梓だし!」

 梓と名乗った少年は、予想通り私と同じ学年のようだ。職員室に入ると担任だと言う男性教師がそう教えてくれた。

「よくここがわかったね。てっきり玄関で呼び鈴がなるかと思っていたから驚いたよ」

「梓が送ってくれました」

「ああ。あの子、世話焼きだもんな。君と同じ学年だよ」

 担任の的場先生は私立マリアンヌ学園の非常勤講師であり定時制コースの1年生の担任である。担当教科は数学。ちなみに聖マリアンヌの全日制はミッション系の進学校で普通科コースと特Aコースがある。噂によれば特Aコースの使徒のほとんどは財閥の子息であるとか。どちらのコースにせよ、並みの学力では入学できない名門校だ。そレに比べると定時制は割と簡単に入学できる、らしい。私もペーパーテストを受けたけれど、結果も届かぬままその日のうちに合格の連絡が来た。

「千紘から話は聞いているよ。知り合いってのは僕のことだ。千紘とは学生時代からの付き合いでね。まさかあいつが他人の子の面倒を見るなんて意外だったよ」

 そんな談笑をしながら、教室へと向かう。教室のドアが見えると、今更ながら緊張してきた。上手く自己紹介できるかな。いわゆるあれ、やるんだよね。今日から仲間になるほにゃららだ、皆仲良くするように。

 しかし、実際は全く違っていた。的場先生とともに教室に入ると簡単な挨拶のみですぐにホームルームが始まった。私の席は、梓の隣だ。

「梓だ。やっほー」

「ニヤニヤするなっ。皆見ちゃうだろ!」

 私が突然に話しかけたので、周りの生徒たちは珍しそうに見ている。しかし、動じない。

「梓って上木って言うんだねー。席ってさ、どういう基準で決まってるの? 出席番号じゃないよね」

「年齢順なの。俺と、あんたが一番若いからここ」

「なる程それで一番前なのか! 転入生ってさ、てっきり一番後ろの窓際とかに追いやられるもんかと思ってたー」

 ホームルームそっちのけでやりとりを始める二人に、さすがの的場先生も注意をする。

「そこ、早瀬、上木うるさいぞー。定時制の転入生は珍しいが話は休み時間にしてくれよ」

 定時制高校の生徒は年齢層もさまざまである。中には50代にも見える男性も。彼らが真剣に教科書に向き合う姿に、不思議な気持ちになる。高校とはいえ、社会人が通う学校なんだ。生徒は制服なんか着てないし、髪型も自由だし。おまけに休憩時間には喫煙所で喫煙している人だっている。

 ここは、自由だ。私はは大人の世界に躊躇するわけではなく、そう思った。タバコだって、私服だって、金髪だって怒られない! 休み時間だからって、誰かと絶対に仲良く話さなくてもいい、小テストの勉強をしていたって浮かない。最高じゃん、ここ、最高じゃん! 私は新しい環境をすぐに気に入った。定時制高校の授業は4時間で終了する。授業終了後、私は入学手続きのために職員室へと呼び出された。てっきり一人で帰る羽目になったと踏んでいたが教室では、梓の他数名の生徒が残っているようだ。

「あーずさっ。一緒に帰ろ!」

「……ヤダ」

 携帯ゲームで遊んでたらしい梓は、私の方を一瞥するとすぐに視線を戻してしまう。

「えええどうしよう、私梓が一緒に帰ってくれないと迷っちゃうかもー」

「これもうちょっとでクリアするから待ってて」

「ふふふ、ありがとー」

「ねえ、近くで覗かれると集中できないんだけど」

「えーだって面白いのかなって気になってー」

 そんな会話をしていると携帯が鳴り始める。番号は、KURONEKOのものだ。しまった、遅くなってしまったから千紘さん心配しているのかもしれない。

「ごめん梓、ちょっと電話。もしもし千紘さん?」

 その名前を出したのと同じタイミングで、梓のゲームが音を鳴らす。どうやらゲームオーバーのようだ。あ、やばい。気が散っちゃったかな。梓、怒ってる? そちらの方に注意は向くが電話に耳を傾ける。

『若菜ちゃん、遅くなっているようだけどバスには乗れたのかしら?』

「ええと、友達待っててそれでまだ教室なんだ」

『ヤダ、夜遅いんだから早くバスに乗って頂戴。何ならアタシ、今からでも車出すわよ』

「いやいやいや、悪いし! お店まだクローズじゃないでしょ。それに、友達一人で返すわけにはいかないし」

『その子も送っていくから、大丈夫よ。迎えに行くから待ってなさい』

「だだ、大丈夫! 梓、男の子だから!」

 その瞬間、梓がブー! と飲んでいたジュースを吹きこぼす。私は驚いてきゃっと叫んでしまった。

「梓汚い!」

「あああ、あんたがいきなり電話で俺のこと言うからでしょ!」

 心なしか梓の頬が赤い。私はわけがわからなくて呆然としてしまう。え、なに。ジュース吹くほど恥ずかしいことなの?

『なぁに、友達って梓のことだったの。それなら安心ね』

 どうやら千紘さんは梓のことを知っているらしい。黒猫さんの弟なら当たり前か。よくわかんないけど、面白いことになりそうだ。面白いことを思いついた。

「千紘さん、今日帰りに梓寄ってもいいかな」

「ちょっと、何勝手に決めてるの」

 焦る梓を他所に千紘さんと話を進める。

『良いわね、アタシも久しぶりに顔が見たいし。お腹すいたでしょうからちょっとしたものを用意しておくわ。ちょっと遅くなるけど黒猫に迎えに来てもらったらいいわよね』

「そうとなれば早く帰らなきゃ」

 嫌がる梓を引っ張りバスへ。梓は散々文句を言っていたが結局は二人揃ってCafe and Dininng Bar KURONEKOへ帰ったのだった。クローズ後の店内にはすでに客はいないようで、アルバイトのポニーさんと千紘さんだけで閉店作業をしていた。

 梓は、KURONEKOについてからというものの、ソワソワと落ち着きが無い。もしかしたら男子だし、こういう場所って苦手なのかな。私はニヤニヤしながらその様子を見ている。千絋さんがキッチンから出てきて、自家製チキンハムとカモミールティーを出してくれた。

「梓、久しぶりね。元気だったかしら。見ないうちにますます菜緒にそっくりになって」

 菜緒、というのはおそらく黒猫さんの本名だろう。梓は、千紘さんの目を見ることなく、俯きがちにボソボソと話している。その耳が、ほんのり赤い。

「姉が世話になってます」

「いえいえ、こちらこそ助かっているのよ。若菜ちゃんの面倒見てくれたんだって? ありがとう」

 そっか、梓は千紘さんがオネェだって知っているのか。というか千絋さんがアルバイトスタッフ以外にオネェで接しているのを見るのは初めてだな。

「別に。姉貴から千紘さんのところに、居候がいるって聞いて心配しただけ。変な奴に騙されてないかなって」

「あら、心配してくれたの? だけど、若菜ちゃん良い子だし、アタシも寂しくないから楽しいのよ。何だかんだで、娘を持つのとか憧れてたし」

 千紘さんはそう言いながら、私の頭をくしゃくしゃと撫でる。撫でられるのに慣れていないので最初のうちはビクッと驚いたものの、大人しく撫でられる。ちょっとだけ恥ずかしい。梓は複雑な表情をしてる。

 千絋さんが再び閉店作業に戻ったあと私と梓はそのままみせで宿題を片付けにかかる。私としては勉強が遅れてしまっている分、梓にわからない分野を聞けるのでありがたかった。そうして小一時間ほどで宿題を終えると、黒猫さんが梓を迎えに来るのを待ちながら話題は千紘さんの事へシフトする。

「ていうか梓。千紘さんと知り合いなら早く教えてくれたら良かったのに。私、あの人のことまだよく知らないから、色々聞きたい!」

「お、俺もそんな詳しくないんだけど。ここは元々千紘さんの実家だったらしいんだ。やっぱり喫茶店だったらしいんだけど潰れちゃったんだって。それで、あの人結構苦労してここを取り戻したって姉貴から聞いてる。見た目によらず頑張り屋なんだ、あの人」

 そう語る梓の表情が、今日見てきたものとは違っていて少し驚く。それが既視感のあるものに見えて違和感を感じたけれど、すぐにそれが何だかはわからなかった。しかし暫くの間事実関係を見つめているととあることに気がつく。ああそうか、それであの時ジュース吹いちゃったんだ。そうか、そういうことなら千紘さんのことを心配するのもわかる。そうだ、これは確かに普通の感覚ではわからないかもしれないけれど、千紘さんと梓を知っている者ならすぐに気がつくことだ。もしもそれが仮説ではなくて本当なら。私が梓を応援しないわけがない!

「梓ってさ……間違ってたらごめん」

 一度で言葉を切る。梓は、不思議そうに「何、どうかしたわけ」なんて言っている。本当にそうなのだろうか。だとしたら結構なデリケートな問題だ。けど、梓は今日私に優しくしてくれたじゃない。出会ったばかりの私なんかに。今日出会ったばかりでもよくわかる。こいつは間違いなく良いやつだ。私もしてもらったから、そのお返しなんだ。間違ってたら、いつものようにからかって誤魔化せばいい。そう思った。

「もしかして、千紘さんのこと、好きなの?」

「……! ……!!」

 梓は飲んでいたカモミールティーを盛大に吹き出した。カップを取り落とし、カッシャーンと派手な音を立てる。幸い、割れてはいないようだ。音を聞きつけた千紘さんが心配の声をあげる。梓はというと赤面し私の方を睨みつけている。いけない、質問が露骨すぎた。しかもこれ、図星だ。今この場に千紘さんが来るのは梓にとって嬉しくないだろう。そう考え咄嗟に機転を効かせる。

「ごめーん、割れてないから大丈夫。私が梓に紅茶かけちゃったのー。タオル渡しとくねー」

 手持ちのタオルを渡し何事もなかったかのように振る舞う。梓はと言うとあまり自体が飲み込めていない様子で呆然と私が濡れてしまった服を拭いているのを眺めている。

「えと、俺。その、確かに」

「好きなんだ?」

「いや、でももう一回終わってて。憧れてるというか。お、俺みたいなやつと釣り合うとは思えないし。だって千紘さん、綺麗だし、料理もできるし、自分で店なんか出してて、それで」

話すうちに、だんだんと口調は弱々しくなり、その顔はみるみる赤く染まっていく。ついには途中で言葉を切ってしまった。だけどまだ許してやらない。真実を確かめなくては。

「それで?」

 梓は、30秒間ほど困ったような笑顔を浮かべたが、私が本気で梓の気持ちを聞き出そうとしているのがわかったようだ。梓はそれに観念したかのようにボソリと呟いた。

「俺、好きだ。千紘さんのこと」

 その表情が、戸惑っているような、困ったような、照れているような、あまりに魅力的な表情なので私は梓が本当に千紘さんのことを想っているのだと感じた。同時に、彼を応援したいと強く思った。テーブルの下、ギュッと握りこぶしを作り、決心したように言う。

「梓。私応援するよ」

「えっ。いやいや俺はただあの人が幸せになって欲しいだけで。その、あんたがいて幸せだって楽しいって言ってたし、俺がいなくても他にもっと、そう。もっとお金があって余裕があって、教養があるような……」

「そんな人で独身の、しかもオネェの千紘さんを好きになってくれる人っていつ現れるの?」

 少し考えを纏めるために、一度下を向く。再び顔をあげる。

「私だって、あの人には感謝してるし幸せになってもらいたい。私は家族にはなれるけど、伴侶にはなれないもの。私、梓がお父さんなら嬉しいよ」

「はぁ!? ばっか何言って……!」

 瞬間、梓は赤面した。そこにタイミング良く黒猫さんが店に入ってきた。

「帰ろう、梓」

 梓が赤面しているところには触れてこないあたりが黒猫さんらしいというか何というか。一体いつからいたのかも疑わしいところだ。私は唖然とするけど梓には待ちわびた助け舟。さっさと立ち去ろうとする。

「あ、梓」

「と、とにかくこの話は、一旦終わり! また明日!」

 そそくさと帰る梓を店先まで見送る。ちょっと意地悪しすぎたかな。けど梓また明日って言ってくれた。少しホッとした。本当のところは、ここまで突っ込んだ話をしたら嫌われていまうか避けられてしまうのではと思っていたが杞憂に終わったようだ。

 思いのほか緊張していた自分に気がつき、ほうっと息を吐いた。気分を落ち着けようと覚めてしまったカモミールティーに口を付ける。

 暫くそうして過ごしていたが、千紘さんはまだ作業中らしい。キッチンからは食器を洗う音が聞こえる。様子を見に行こうとすると、背後から声をかけられた。

「若、宿題終わったんですか?」

 彫りの深い落ち着いた眼差しと視線が合う。ポニーさんが背後から覗き込んでいた。若菜はガバッと仰け反ってしまった。い、イケメンがこんなに近くにいると流石に驚く! 焦りながらも、どこか冷静に、叫ぶのはポニーさんに失礼だと考え今にも叫んでしまいそうな声を抑えた。深呼吸を一つし、やっとのことで言葉を絞り出す。 

「し、心臓に悪いですポニーさん」

 一方のポニーさんは、全く悪びれる様子もなくクスリと微笑む。不思議と嫌味はない。単純に、私の様な反応には慣れているのだろう。

「若、私のことは呼び捨てで構いません。その方がらしい、ですから。それから他の方も統一して敬称は略したほうがいいですね」

 らしい、というのはここKURONEKOスタッフとしてのキャラに合っているという意味だろう。そっか、と咳払いする。これは練習だ、練習。

「ポニーさんはもうバイト上がり? 宿題ならもう終わった。けどほとんど梓が教えてくれたの。毎日こうもいかないだろうから頑張って勉強追いつかないとね」

「そうそう、若お上手ですよ。そういった言葉使いが望ましく思います。厚かましくも、私が協力できることがあったら言ってださいね」

「本当? じゃあ宿題でわからないところあったら、ポニーさんに聞こうかな」

「ええ。喜んで。俺だけでなく、他のスタッフにも相談していいかと思います。千紘さんもまた、聡明でらっしゃるので教わるのもいいかもしれません。あくまで今はあなたの保護者ですからね」

「そっか、けど千紘さんには迷惑かけたくないっていうか。やっぱり、できるだけ自力で頑張ってみるよ」

 ポニーさんとそんな会話をしていると、クローズしたはずのカフェの扉がカランカラン、とベルを鳴らす。黒い長い髪の、グラマラスな美人が入ってきた。白い肌に赤いブラウスとルージュがよく映えて、似合っている。はじめ客が間違って入ってしまったのかと思い対応しようとしたけれど、どうやらポニーさんの知り合いのようだ。

「内田くん、終わった?」

「八坂さん。わざわざ来てくれたんですか? 家で待ってくれても良かったのに」

「別に。たまたま近くを通ったし、内田くん拾って帰れば早いでしょ」

 ポニーさんって内田って言うんだ。名前で呼び合ってるってことは、親しい仲だよね? 密かにそう思う。二人の会話はまるで恋人同士のようだ。て言うか何この目の保養カップル。映画でも見ているみたい。そんなことを思っていると、女性の方が私をちらりと見やる。

「て言うか、初めまして? 内田くんと随分と親しげだったけれど」

 そういった女性の顔は余裕の笑みを湛えているようだったが、声色は少しの焦りが交じる。あ、まずい。これヤキモチってやつだ。ここは誤解を解いておこうと必死に弁解する。

「あっ、私はここの新人でえっと……千紘さんのところでお世話になってて、ええと、お昼に働いていて、それでポニーにはお世話になってて」

「若、それは当然かと。何といっても若は若頭ですからね。いずれこのカフェをになっていく人物です」

 焦る若菜を他所に、ポニーはのうのうと接客モードに入る。え? 何でここでキャラ演じてるの? そういう場合じゃないって。若菜は頭が混乱してきた。一方八坂と呼ばれていた女性はあー、と納得する。

「この子が噂のマスターの秘蔵の子? なーんだ、私てっきり内田くんの彼女かと思ったわ」

 ポニーさんが接客モードになっても驚かないということは、ここに少なくとも客として来ているのだろう。瞬時に理解する。確かにここの客なら説明するよりも接客してみせたほうが早いけど。それにしてもここは上手くフォロー入れとかないと。私は咄嗟に否定した。

「え? まさか! だって彼女はお客様でしょう?」

「あら、違うわ。彼女とか、そんなんじゃないのよ」

 ふふふ、そう言って笑う女性は、こころなしか安心しているようだ。ポニーさんはというと、不思議そうな顔で女性を見ている。

「え、八坂さんって俺の彼女じゃないんですか」

「え」

「え」

 いっときの沈黙。うんマジむり。そろそろこの空気感に耐え切れなくなって来た。

「あのー、続きはポニーさんの家でしたら……と言うか、しなさい。ポニーさん、貴方ちゃんと告白してないんでしょ。彼女さん可愛そうだよ?」


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