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第2部。夢の中の記憶

俺と凛は暗闇の中にいた。

ふと見るとそこには伊舞がいた。

伊舞は「ここはどこなの?」と俺と凛に聞いてくる。

「夢の中じゃないかな。寝てた訳だし」と俺が言うと

凛が「たぶんそうだと思う」と言ってくれた。

伊舞は安心したらしく「うん」と言っていた。

そして俺達の目の前に突然一人の男が現れた、俺はその男の顔の見て驚いた。

「父さん…なのか?」と俺は男に声をかけたが返事が無い。

俺はその男に触れようとした、しかし俺の手は男の体を突き抜けてしまった。

「触れない?まさかこれは、父さんの記憶?」俺は直感した。

俺は凛に抱かれている伊舞に「これは父さんの記憶の中だよ。たぶん伊舞に伝えたいんだろう」と言った。

伊舞は「私に?」

「そうね伊舞ちゃんに伝えたいのよ」凛は伊舞を抱いたまま言う。

伊舞は凛に抱かれたまま男を見ると「父さん…」と言った。

伊舞がそう言うと、急に目の前の映像がすごい勢いで進む、そこには若い頃の父さんがいた。

火事だろうか父が炎の中に飛び込んだ、飛び込んだ家は炎に包まれていく、家が崩れる!そう思った時、父の姿が見えた、赤ん坊を抱いている、父と赤ん坊は救急車で病院に運ばれると、また映像が進む。

そこには父と赤ん坊そして女の人がいた。「歌蓮さん」俺はそう呟いた。

父が抱いている赤ん坊を歌蓮さんに何かを言いながら渡した、歌蓮さんは「私が守ってあげる」と言って泣いていた。

また映像が進む。

今度は葬式のようだ、そこには泣いている父と写真の中で笑っている歌蓮さんの姿があった。

父は泣きながら「歌蓮、この子…伊舞はオレが育てる。何があっても必ず守ってみせるから…」と父が言うとすごい勢いで映像が進む。

そこには父が笑う姿、俺と父と伊舞の三人の幸せそうな姿、いろんな三人が映っていた。

三人はいつも笑っていた。

ある日、俺と伊舞から笑顔が消えた。

父が死んだのだ。


そこで、目が覚めた。


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