いきもの 麓花 作者: 誰彼小路 掲載日:2011/08/31 知らなかったのだ 凛と立つ、 その場所を こだまが教えてくれるまで 気づかなかったのだ 風に揺れる、 その姿に やまわろが教えてくれるまで 気高さが欲しいか? 可憐さが欲しいか? 稀少さが欲しいか? 偉大さが欲しいか? 何一つ望んではいないのだろう 云われるまで 解りもしなかった 唯一願うのは、 他ならぬ視線に 無意識の言 飾り立てた賛美でなくとも 大袈裟な賞賛でなくとも 唯一望むのは、 誠真の葉 透き通る朝の雫のように 零れ落ちて輝くことを