表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

よそくじこう

いますぐきみにあいたい

纏まった考えを口に出すほど、私は偉い訳じゃない…

例えば、討論会などで意見を出す時は決まって賛成側に加担する。そうじゃなければ、もっと面倒な事にになるからで、それが現実を受け入れたくないという逃避に近い…


あぁ、全く面倒な奴に好かれた…

あんなにも嫌いだって、言ったのに…


「おい」

「何?」


「美羽ちゃんは何で帰りたくないんだ?」


彼は淡々と口に出す



「嫌いな人が居るからよ」

「俺だって居るよ」

「そうじゃない、私を嫌う人が沢山居るからよ」


頬杖を付きながらつまらなそうにする私の頭を撫でる彼が愛しく感じる…


「大丈夫だよ、俺はずっと、美羽ちゃんの事が好きだから」


彼の胸に押し込められる…


「好きってなんなの?」


子供の様な質問だった…


「あ…、ごめん、なんでもない」


また、彼は私に悲しそうな顔をする


「また、そうやって、謝るー

美羽ちゃんがそうやって謝るのは逃げられるからでしょ?

逃げられるからこうやって、俺のところに来ちゃうんだろ?」


「逃げたくて逃げた訳じゃない…、何も知らないのに口走るのは止して

それに、迎えが来なくても私は数日で帰る

てか、死ぬよ、多分」


「死んだら俺が悲しむよ」


「よく言うよ…

本当は悲しむなんて行為が嫌いなくせにね」


私はベッドに踞る…

そのまま、意識を闇に飛ばし眠りに堕ちる…


そして、一瞬だけあいつの顔を思い出した


首を絞められる感覚に捕らわれた

息ができない

あの時の様に首を絞められる…

あいつに

息が…

息ができない…

助けて…


誰かが私の名前を呼ぶ

美羽と呼ぶ


「美羽!

おい、しっかりしろ」


ぼくの名前を

呼ぶやさしく

「だいじょうぶだよ」


僕はケータイを取り出した





彼女は自分の他に好きな奴がいたらしい


そもそも、それがイラつく


彼女に愛されないだけで僕は死にたくなる


「時沢さんは彼女を殺しかけたんだろ?」

「そうだよ、」

「何のために?」


「あなたには関係ないけど」


にこにこ笑う彼女に苛立ちを覚える……


「それより、私の質問に答えてないよね?」

「好きに理由なんてないよ、僕は、純粋に彼女のことを愛してる、それ以外の理由はないよ」

「じゃあ、安田さんをどうして嫌うの?」

「彼女を嫌うからだよ。彼女をいじめた、彼女を壊した、彼女を泣かせた、彼女に嫌われた。それだけの理由だよ、僕は彼女が嫌いなものを嫌うから」


「清水さんを壊したのは、君のだよ

私は何もしていないわ」


彼女は相変わらずの笑顔で安田をなだめる……


「君は誰の味方なんだ?」

「私は誰の味方じゃない、有利な方を選ぶわ」


ずっと、気味の悪いくらい黙っている安田はやっと口を開いた


「あのこは、わたしがさしたとき、だれかとでんわしてた…

なまえはわからないけど、とってもいとおしそうにあいらしそうにそのひとのなまえをよんでいた、だから、だからそのひとをわたしがころせばおあいこ…」


何を言っているんだ?

安田は……


僕以外に好きな奴を僕以外?

え?なんでなんでなんで?彼女はそんなやつじゃない、そんな彼女が好きなのは僕だけなんだ

そうだと信じていたのに

彼女は僕を嫌い?

嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い

嫌いってなんだ?


なんで?なんでなんだ?


耳障りな着信音がまた響く

混乱しながらも電話を取る


「もし、もし?」

『やぁ、高田、久しぶりだね

単刀直入に言うけど、君は私を探しているんだって?

何のために?

私、言ったよね、探すなって

消える前に言ったよね』


久しぶりに聞いた声だった

「会いたい」

『ねぇ、人の話を聞いてる?

あのさ、いい加減にして?

私、今の暮らしが好きなの

もうそこに戻りたくないの

分かるよね?

君のせいで私、壊れちゃったの

君には会いたくない嫌い、死んで欲しいくらい嫌い』


「今から会いに行くよ、会いにいくよ、これから」


『いい加減にしろ!

もう、あんたに干渉されたくねーんだよ!』


ピッ


電話が切れた…


「彼女の所に会いに行かなきゃ…」


「おい、どうしたんだよ?高田、」


「え?彼女に会うんだ

これからいますぐ会うんだこれから会うんだいますぐだから、邪魔しないで、会わなきゃいけないんだ」





狂ったように高田は会うという単語を連呼する


「おい、どうした?高田」


「だから、今から会うんだ」


「誰にだ?」

「清水美羽」


高田はめまいも過呼吸にもならずに清水の名前を吐いた……



清水は奴に何を言ったのだろう…?

今回はだれもしーゆーふぉーえばーしませんでした☆

やったね☆


壊れた人がとうとう三人目になりました。

死ぬ人沢山になりそうでこわいです


自分で創った人物の死を見届けるのが趣味です

おかしいとか言わないで☆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ