[EPISODE1]CHAPTER4-OLD NEST
〔THE CITY|中央島|中央区|ウィラド一丁目|都市警察中央島本部五階|AM 11:25|メンカイ〕
チーンと到着を告げるベルの音と共にエレベーターの扉が開く。その中からアルフィンと二階堂が降りる。
都市警察、通称CPDの中央島を管轄する本部の五階にはアルフィンのかつての古巣、特別捜査部隊【SIF】のオフィスがある。
「ふぉ……フォータス捜査官、お疲れさまです!」
職員の一人がアルフィンの存在に気づくとすぐさま立ち上がって敬礼をする。
「もう辞めた身よ。それよりもミサキは?」
「あー、マユズミなら科学捜査研究所へ向かって……あ、今戻ってきました」
エレベーターが開くと同時に一人の女が盛大にずっこけた。
「あいたたた……」
そんな彼女の様子を見てアルフィンと二階堂は苦笑する。
「相変わらずだねぇミサキ」
「慌てないことですよ黛さん」
「はれ? フォータス先輩に春樹さん?」
【黛美咲】は、二人の姿を見て呆けた。
◇ー◇
黛美咲 / マユズミミサキ / Misaki Mayuzumi
性別:女
年齢:20代
職業:都市警察特別捜査部隊小隊長
特記:アルフィン・フォータスの後輩
◇ー◇
「お二人が来たって事は……」
「ええ、メイベルから聞いたわ。相当厄介な事件だってことを」
美咲の言葉にメイベルが答える。
「科学捜査研究所へ向かったのもその一環?」
「ええ、正確には犯行現場周辺の都市防犯システムのカメラ映像の分析を。詳しくは私の部屋で……ってきゃっ!」
美咲は再び盛大にすっ転んだ。
全然話が進まないorz