表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

[EPISODE1]CHAPTER3-DRAG QUEEN IN BAR RHAPSODY MOON

〔THE CITY|中央島|中央区|シークル三丁目|ラプソディムーン|AM 10:31|アイサツ〕


 シークル三丁目にある酒場(BAR)、ラプソディムーンにはTHE CITYを取り仕切る重鎮の一人がいる。

 トラブルが絡む場合はその人物に話を通すのが中央島での暗黙の了解だ。

 そんなラプソディムーンのバーカウンターでシェイカーを振る筋骨隆々なドラァグクイーン、筋肉で黒のナイトドレスは盛り上がっているが、客はその人物のことを気にしない。

 カランカランとドアベルが音を立てて扉が開く。


「いらっしゃい……ってあーら久しぶりねぇニカイドーちゃん、それにアルフィンちゃんもぉー。半年ぶりかしらぁ」

「久しぶりです、【お姉様(ゴッドシスター)】」

「マスター、お久しぶりー」


 お姉様(ゴッドシスター)と呼ばれたその人物は照れながら二階堂とアルフィンを迎え入れる。


 ◇ー◇


 お姉様(ゴッドシスター) / The God Sister

 性別:不明

 年齢:五十代

 職業:BARラプソディムーン・マスター

 特記:THE CITY重鎮の一人 中央島(セントラル)守護神(ガーディアン)


 ◇ー◇


「んもぉー、シ・ン・シ・アって呼んでよぉー」


 お姉様(ゴッドシスター)源氏名(シンシア)で呼ばれて欲しかったようだった。


 ◇


〔THE CITY|中央島|中央区|シークル三丁目|ラプソディムーン|AM 10:44|ヨウケン〕


「そ・れ・で、要件はメイベルちゃんの持ってきた話の事かしら?」


 ヒラヒラとメイベルが持ってきたのと同じ封筒を振りながらお姉様(ゴッドシスター)はアルフィンと二階堂に聞く。


「ええ、場合によっては血が流れる可能性もあり得るので……」


 二階堂は一セント硬貨をカウンターの上に置きながら答える。


「……わかったわ。なにか必要なことがあれば言いなさい」

「ありがとうございます。何かあれば連絡を入れます」


 二階堂は軽く頭を下げ、店を後にする。

 アルフィンも軽く頭を下げる、二階堂の後を追う。

お姉様と書いてゴッドシスターと読め。

全然進展しねえなオイ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ