[EPISODE2]CHAPTER5-COUNTER STRIKE
〔THE CITY|中央島|北区|ヴァレス三丁目|都市警察CPD中央島北署三階・会議室|AM 02:15|カイギ〕
会議室には多数の警官や機動隊員たちでごった返していた。
会議室の檀上にフィリス、二階堂、アルフィンが神妙な面持ちで見やる。
「こんな時間に集まってくれてありがとう。フィリス・マーキュリーよ」
フィリスがマイクを手に取り開口一番に告げる。
「今回、署長から依頼を受けていた例の薬の出所が判明したわ。手元の資料を見てもらうと分かるけど、場所は――」
フィリスの言葉に警官たちは真剣な表情で聴く。
「――というわけだけど、質問はある? なければ○四○○に出動よ。これは弔い合戦、反撃よ」
◇
〔THE CITY|中央島|北区|ヴァレス三丁目|都市警察CPD中央島北署地下一階・ガレージ|AM 03:54|シュツドウジュンビ〕
防弾チョッキと防弾ヘルメットに身を包んだフィリスは、二階堂とアルフィンに声をかける。
「ニカイドー、フォータス捜査官。ここまでつきあってもらってありがとう」
「気にするな。乗りかかった船だし、俺は最後まで付き合うぞ」
「ニカイドーばかりに働かせるのもアレだから私も付き合うわ」
二階堂とアルフィンは、フィリスに最後まで付き合うと宣言し、フィリスの肩をポンと叩く。
「ありがとう……さて、そろそろ出発の時間ね。二人とも準備はいい?」
「もちろんだ」
「当然よ」
うわーん、全然話が進まないよー!!