[EPISODE1]CHAPTER1-MORNING
※WARNING:本作には若干の性表現と若干の暴力表現が含まれます※
――現在とは異なる少し未来の現代にて――
〔THE CITY|中央島|中央区|マジソン二丁目|コーポマジソン301号室|AM 6:37|チョウショク〕
【二階堂春樹】の朝は早い。
元中央区区役所職員で、現在は何でも屋を営んでいる。
そんな彼の一日は、米を炊いて、梅干しと味噌汁を用意して、半熟の目玉焼きを作って朝食を取ることから始まる。
例え近所で銃声が響こうが二階堂にとっては知ったことではない。なぜならここは犯罪都市、通称【THE CITY】だからだ。
◇ー◇
二階堂春樹 / ニカイドウハルキ / Haruki Nikaidou
性別:男
年齢:20代
職業:何でも屋
特記:元・中央区区役所職員
◇ー◇
朝食を終えた二階堂は、ホルスターにシルバーフレームの半自動拳銃【G18C】を収め、共同経営者の待つ仕事場へ向かう。
◇
〔THE CITY|中央島|中央区|シークル二丁目|トーカイビル五階|AM 7:10|タタキオコシ〕
【アルフィン・フォータス】の朝は遅い。自宅兼事務所であるトーカイビル五階ワンフロアに構えた【何でも屋アルニカ事務所】の所長は、ベッドの上で未だに夢の中だった。
◇ー◇
アルフィン・フォータス / Alphin Fortus
性別:女
年齢:20代
職業:何でも屋
特記:元・都市警察捜査官
◇ー◇
「みどりの……ふぁんけぇーき……えへへ……」
夢の内容がカオスな感じだった。
「朝だ。いい加減起きろ、アル!」
フライパンとお玉を持った二階堂が、カンカンと音を鳴らしながらアルフィンを起こそうと躍起になる。
「うぅ〜ん……あと300秒……」
5分をわざわざ秒に変換してアルフィンは起床を拒否する。
「長えわ!」
フライパンとお玉をガスコンロに置いて、二階堂はアルフィンの寝室へ突入する。
「……痴女かよ」
そこには寝間着すら一切身につけず全裸のアルフィンが涎を垂らしながら豪快にベッドの上で寝ていた。
「朝飯冷めちまうからとっとと起きろ」
二階堂は無慈悲にアルフィンの額へデコピンする。
「ううーん……あと600秒……」
アルフィンのうわごとに対し、二階堂は実力行使を決断する。
「そっちがその気なら……」
二階堂はジーンズのチャックを下ろし――
<ただいま『小説家になろう』では描写不可能な男女の行為が行われています15分ほどお待ちください>
「むうー……ニカイドーは相変わらずケダモノ……」
アルフィンはシーツに包まりながら二階堂に抗議の目線をやる。
「素直に起きないアルが悪い」
乱れた服装を整えながら二階堂は、行為の後を拭ったティッシュをゴミ箱へ捨てる。
なお行為の結果は33対4で決まり手は二階堂による中へのゴム無し放出だった。
○二階堂春樹 33-4 アルフィン・フォータス●
決まり手:クリームパイ
アルニカ連載版です。
のんびりと進めていく……けど打ち切りしないようにしたいなー……