プロローグ
そのうち更新します。がんばります。
暗く、熱がこもった部屋から今日も電子音が鳴り響く。音の正体はテレビゲームだ。各々がゲーム内のキャラクタを選び車やバイクでレースをするどこにでもあるような普通のゲーム。部屋には2人、静寂の中電子音だけがピコピコと鳴る。
プレイヤーの1人友利が静寂に耐えられなくなったのかはわからないが、詰まったような声を出す「み、美咲、このゲームで何か賭けようよ」
美咲とは友利の通う音羽中学に通うクラスメイトである。入学式に出て以来、中学2年生となる今日まで登校拒否を続けている俗に言う引きこもりだ。
「別に良いけど何を賭けるの?」友利の予想通り誘いに乗って来た。1年生で学級委員を任されて以来、不登校の美咲の家へ通いつめ今では美咲の部屋でゲームをさせてもらっている仲だからこそ、美咲の性格は分かっている。
「私が勝ったら1回で良いから学校へ来てもらえない…かな?」コントローラを置き友利は顔を引きつらせながら気持ちを吐き出した。
美咲は驚いた様子もなく淡々とゲームをやる手を止めない。「別にいいけど…」
友利は驚いた。まさかこんなにもあっさりと快諾してくれるとは思ってもみなかったから。しかし続けて美咲は言う。「その代わりもし私が勝ったら、私が死ぬまで私と遊んでね?だって友利と遊んでいるのが1番楽しいから」
美咲に出会って、今まで見た中でも1番の笑顔だった。そして私と美咲の戦いが始まる。