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ロスト・フェアリー  作者: とらつぐみ
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第10章 クロースの軍団20

 間もなく夕暮れだった。ガラティアの軍勢は村まで退避した。村ではある程度戦いの準備が整えられていたが、何万という相手を応じるには不充分だった。


 村の防壁はあっという間に崩壊した。クロース軍が侵攻し、蹂躙された。


 ソフィー達はそこで踏みとどまった。村のあちこちで戦いの音がひしめいている。ソフィーは持っている杖で、敵兵を叩いた。



ソフィー

「オーク様は? オーク様を見ませんでしたか」



 砦から逃げてきた兵士に、ソフィーが尋ねる。


 しかし誰もが首を横に振った。



兵士

「無事でいることだけを願いましょう。さあソフィー様、行きましょう。逃げてください」



 しかしソフィーは首を横に振った。



ソフィー

「私はここに残ります。残ってあの人を待ちます」



 敵は澎湃と押し寄せてくる。ソフィーはそこで留まって戦う覚悟を決めた。

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