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異世界召喚×魔族少女  作者: 古川一樹
破滅のプレリュード
21/35

月と猫

窓際に移動したノルンが壁に背を預け静かに俺を見つめた。

開いた窓からそよぐ風がネグリジェを揺らすと体のラインが強調される。

子供のようなスタイルに欲情するような事はないが、

今日はいつもと違って大人っぽく感じる。


彼女はルナの正体にどこまで気が付いているのだろうか?

エリルからは人に知られてはいけないと言われ、

あれ程誰かにバレるのが嫌だった。

でも実際に全てがバレそうなこの状況でも心は平静を保っている。

案外神経図太いのかもな……


さてどんな返答がベストだろう。

慎重に言葉を選ばないとこれまでの関係が壊れてしまうような気がする。


「どこまであなたに話てよいのでしょう? 私が普通ではないのはわかっているでしょう?」


質問には答えなかった。

普通ではない魔族に対してノルンがどういった対応をするかわからない。

相手の次の手が読めない以上、こちらも探りを入れなければ答えられるものも話せない。


「魔族なのに魔力増幅リコルドを使ってる」


ノルンは俺の質問がわかっていたように間髪入れず即答した。

やはりエリルが言う通り見る人が見ればルナが普通ではないとすぐにわかる事なんだな。

そういえばカイルにルナの姿を見せてるがあいつは気が付いているのだろうか?

いやおそらくカイルもわかっていたのだろうな。

だが彼は黙認することにしたのだろう。

それとも単に好意を持った相手に深入りできなかったのか?

そんな事が頭よぎる中、ノルンがさらに俺へ問いかける。

おそらく"信じて話してほしい"みたいな事を言われるのだろうと予想しながら耳を傾ける。


「それに私のアビリティ、あなた、種族わからない。

魔族でない? あなた本当、生者?」


予想外の返答が返ってきた。

まさかそんな事を聞かれるとは思わず目を見開いてノルンを凝視する。

魔族でもなく生きてるかどうかを問われる存在だったのか? 俺は……

じゃあ何者なんだ?

そうだよ、普通に考えてなんで異世界に来たんだよ?

それにどうして女の子の姿になってしまったんだ?

1つの疑問が波紋のように今まで思考停止していた事柄を直視させる。

漠然とした不安が俺の心を揺さぶる。

でも相手に動揺を見せるわけにはいかない。

揺らいだ心を必死に隠しつつ俺は言葉を紡ぐ。


「そうだよ、生きてるよ?」


堂々と言い切ったつもりだが、

実際は途切れ途切れになりながら震えた声だった。

この学園都市にきてから暇さえあれば大図書館に入り浸っている。

でも調べれば調べるほど自身の存在についてはわからず、

エリルを救う方法もわからなかった。

大図書館は「この世界の知識の全てがそこにある」と言われるほどの本の貯蔵量がある。

つまりここにない知識は俺が知ることができない事象と言う事だ。


最近では目ぼしい本は全て読み切ってしまった。

学園都市に来た時に抱いていたわずかな希望も絶たれつつある状況だ。

そんな事を考えていると徐々に自己嫌悪に陥る。

俺って本当にダメな奴だな……

現実世界で失敗して、この世界でも大切な人も守れなく……。

救うすべさえ見つけれらない。

俺は何ができるのだろう?

何ができたのだろう?

何もできていないではないか!

不安心が波紋のように広がり連鎖的に気が滅入っていく。


「私のアビリティわかる。だから嘘、つかないで、真実教えて。」


確かノルンには能力数値化ステータスがある。

だから俺の秘密ルナも見る事ができるだろうとは思っていたが、

どこまで見えているんだ。

相手の手の内が見えないのにこちらは全てを見透かされているようで、

全て正直に話さなければならない気がしてくる。

逃げ出したくなる気持ちが湧き上がるがぐっと堪えるが――――


ふいに頬を暖かいものが伝う。

本当にこの姿だと感情を抑えるのが難しい。

様々な感情が頭の中をぐるぐる回っているのがわかる。

でもその1つ1つが何なのかはわからない。

ただ止めどなく滴が寮の床にぽたぽたと落ちる。


ノルンが俺の手を取りベッドに腰かけさせると彼女も横に座る。

そして横を向いて俺を見つめながらハンカチで丁寧に涙を拭う。

いつも見下ろしてたノルンの顔が今は同じくらいの高さにある。


「ごめん、急ぎすぎた。

ゆっくりでいい、全て。全て話してほしい。

秘密守る、信用してほしいにゃ」


ノルンはゆっくりと優しい声で俺を包むように抱きながら言った。

ルナの姿はノルンが包み込めるほど小さいみたいだ。

それとも俺がそれほどまでに弱くなっているのだろうか。


不思議なものだ。

ノルンをどこか子供扱いしていた部分がある。

いや学園にいる全員に対してそういう思いがあった。

俺よりも何歳も年下だから…… と。

でもこうやって一緒に寝食を共にして、時に励まし励まされる事がある。

俺の学生時代はとても充実していたとは言えないものだった。

今思い出してみてもつらい記憶ばかりだ。


じゃあ今の生活は?

少なくとも苦痛ではない。

なぜか、寮のみんながいるから?

そういえばみんなでわいわい話したことなんてあったっけ?

いやこの世界に来て初めてだ。


ノルンやカイル。アルバートにイリス。

全員がいつの間にか仲良くなってたけど大切な友だと思う。

そんな友に秘密を隠し通すのか? このままずっと?

それに友が秘密は守るといっているんだ。

それを信じないのか?

いいんじゃないか? 最後の学園生活だろう?

もう二度とこんな経験できないぞ? なら信じてみてもいいんじゃないか?

かつては信じられなかった学友たち。

でも今は――――――――――――――――――

拳を握りしめ今までどこか虚ろに部屋を眺めていた視線をノルンに向ける。


「わかった、話すよ。私、いや俺はルナ・デリング。そして水野孝也でもある。」


口調はいつもの孝也の話し方に戻した。

ルナの口調はエリルに教えられたものだ。

でも腹割って話すなら俺自身の方がいいだろう。


「えっ?」


ノルンが目を見開いて口を開けている。

信じられないものを見た風だった。

そう、それこそ幽霊とかUFOを見たような……


「えっ?」


だが驚いたのは俺も同じだった。

アビリティで孝也=ルナと気づいたんじゃないのか!?


「同一人物? 本当? いや嘘ない?」


驚愕の事実だったようで声に出して自問自答している。

そして最後に「びっくりだにゃ…… 」とノルンは小声で言った。


「てか俺の正体に気が付いてたわけじゃない?」


「私の能力で種族わからないは、死者だけにゃ。

だから特異な存在、思った」


「だから生きてるか聞いたと」


「考えてる事言ったにゃ、言い方悪い、ごめんなさい。」


ノルンは後ろめたい気持ちを押し隠すかのように暗い表情で俯いた。

おそらくは鎌をかけられたのだろう。

はったりでもわかってる風に装えば聞き出せる情報もある。

今みたいに……


「いや別にそれはいいんだけど…… 実際どこまで気が付いてたの?」


「あ、あの、ルナは孝也の女装かと」


「ないない、なんでもそう思ったの?」


洗濯物一件とか思い当たる節があるのは否定できないが、

女装癖のある男だと思われてたなんてひどいぞ!


「同じ匂いがする」


ノルン曰く出会った当初、俺からルナ《魔族の女》の匂いと人間の男の匂いがしたそうだ。

確かに出会った時にも言ってたな。

でも最近ルナの匂いだけになったらしい。

ベッドや部屋、洋服全てがルナの香りになっていた。

でも孝也は魔族ではない。

そこでノルンなりに考えた結果、

孝也はハーフで女装してるんじゃないか?って結論になったらしい。


聞くところによるとハーフの人は魔族の匂いが成長する共に強くなる人もいるようで、

特に幼少期は中性的で人間と同じ匂いらしい。

だから女の子の匂いと間違ってもおかしくないとのこと。


「ハーフだと思ったのはわかったが、瞳が魔族の色じゃなくね?」


確かにごく稀に人間の瞳を持つハーフもいるらしいが、

魔族ぽい身体的特徴を瞳以外に持っているケースが多いはずだ。


「そう、どう考えても納得できる答えでない、だからここ来た。

カイルからルナ聞いて、関係ある、直観的に思たにゃ」


つまり何となく違和感があったと……

それで俺の部屋に来てみると動揺して全てをしゃべってくれたと。

俺は自分の考えの甘さをひしひしと感じながら後ろに倒れてベッドに寝転ぶ。

もっといい対処法があったんじゃないか……


「私この事秘密するにゃん、話、ありがとう。」


ノルンは嬉々として笑みを浮かべて俺の上に覆いかぶさるように抱き付きながら言った。

柑橘系の心地よい香りがほのかに鼻腔をくすぐる。


「こちらこそ助かるよありがとう。でもカイル達には全て話そうと思う」


「そう言ってもらえると嬉しいにゃ~



うん? かいる?」


何か歯に物が詰まったような物言いをするノルン。

俺は首を傾げてノルンを直視する。


「いや、カイルには言わない方がいいかも」


逡巡したのちノルンは俺の目をしっかりと見据えて言った。

でも声はどこか不安な色を含んでいる。


「どうして?」


「だってカイル、ルナ好きなんじゃ……

本当のこと言ったらどうなるかわからにゃい」


確かにあいつは精神的に男を好きになったわけだしな。

あれ? でも肉体的にはOKだし……

俺だったらどうだ?

好きな子が実は男だったとカミングアウトを受ける。


「いやだああああああああっうぶばばば」


あまりにも精神的にきついシュチュエーションだ。

無意識に大声が出てしまった。

咄嗟にノルンが俺の口を手で押さえてくれたようで、

絶叫が寮に響きわたる事はなかった。

危ない危ない。誰か起きてきたら余計混迷を極める所だった。


「急にどうしたの?」


「いや好きになった子が男だったと告白されたら自分はどう思うかなって。

想像したらかなりつらい事実だなと思った。

ノルンだったらどう思う?」


ノルンは好きになった人が女の子だったらってこと? と確認した上で、

堂々と言い切った。


「私は気にしないにゃ」


それは俺の状況を加味した上での返答なのか。

それとも本心なのか。

俺には計りかねるが、そういう人もいるのだろう。


確かに俺は嫌悪感が強いが人によるのかもな。

うーん、ますますどうして良いかわからない。

当面の課題はカイルにどう話すか…………


==================================================================


そこからはどうしてそんな話になったかはわからないが、

今までの事を包み隠さず全て話していた。

異世界から来たこと、エリルに教えを乞い、旅をして、亡くなったこと。

孝也でいられるのが1日12時間で、俺は魔法が使えず、ルナは使える。

アビリティ《九つの世界》の使い道がわからないこと。


2人でベッドに横になり手を繋ぎながら語らった。

孝也1人でちょうどいい大きさのベッドも女の子2人ならまだ余裕がある。

まぁ幼女2人が並んで寝ているようなもんだからな。


それにしても会話ってのは不思議なものだ。

話せば話すほど心が軽くなっていく気がする。

ノルンは「うん」と頷きながら我がことのように真摯に話を聞いてくれた。

時に笑い、泣き、怒ったりもした。


特にエリルを殺した黒いオーラを纏った男の話には、

表情に恐怖心を滲ませながら怒っていた。

何かを思案するような素振りだったが何を思ったのだろう?


話が一段落着いた所でノルンが何か覚悟を決めた様子で握る手に力を込める。

ベッドから立ち上がると俺に対面する位置に移動すると、

腰を屈めて両の手で俺の手を握りしめた。

そしてどこか辛そうにか細い声で切り出した。


死者蘇生レイズ・デメントは死者を甦らせない」


「どういうことだ!」


語気を荒げてしまったようだ。

驚いたノルンがびくっと震えて手を放して後ずさりながら立ち上がる。

そして身体全体がガクガクと震えながらも続ける。


死者蘇生レイズ・デメントは死者の肉体、再生し、使役するにゃ。

たぶん、ハンスという人、この禁呪操られてた。」


きっと俺はひどい顔をしてノルンを見ているのだろう。

それでもノルンは話を続けた。

ハンスが数年前に亡くなったこと。

かつては王宮騎士でこの世界でも指折りの騎士だったこと。

禁呪が禁呪たる理由を何度も説明してくれたと思う。


でも俺は"死者は蘇らない"という事実で頭がいっぱいになる。

信じたくない、今までしてきた事が意味がなかったなんて。

エリルの死は覆せないのか! なぜだ!

そんな心の叫びがノルンの言葉をかき消す。


「うそだ!!」


きっとノルンが言っている事は本当なんだと思う自分がいる。

他方でそれを信じたらエリルの死を受け入れられないと否定する自分がいる。

事実だと思うけど信じたくない。そんな矛盾した気持ちで頭は訳が分からなくなる。

ただ1つ分かるのはよくわからない怒りがこみ上げているという事だ。

俺は激情に身を任せて立ち上がるとノルンを睨み付ける。


「ごめん、ごめんなさいごめんにゃさいごめんなさい、ごめんなさい、ごめん」


いつの間にか拳を握りしめ振り上げていた。

だが涙を零して謝罪を続けるノルンの姿に理性がブレーキをかけた。

自分でも驚くほど心の温度が下がっていくのを感じる。

彼女は何も悪くないなのにこんなに追い詰めてしまったのか。

むしろ俺のために言いにくい事を言ってくれたのではないか。

なのに…………………………

今は罪悪感でいっぱいになる。


「でも、だめにゃ。禁呪を使っちゃ……

死んで、愛した弟子に操られる、エリル、つらいだけ…………


それに存在消滅ゼーレ・エタンドルは、どんな人間、生きられない。

復活も絶対無理、にゃん。だから禁呪にゃ」


ノルンが立つ床には大きな染みができている。

全てを言い切るとそこにペタリと座り込んでしまう。


俺は気が付かぬ内に殺気まで放っていたようだ。

気を扱う俺が放つ殺気は恐怖与える事に特化した魔法のようなものだ。

そんなものを彼女にぶつけてしまったのか。


受け入れられない心はまだある。

でも彼女にその事で当たってはいけない。

その分別だけは捨ててはいけないと思う。

だから――――――


「そう、だな。ごめん。当たってしまった……」


ノルンに手を差し伸べる。

この手を握ってくれるだろうか。

彼女を傷けってしまっただろう。

何も悪くない彼女を……

俺のために説得してくれた彼女を。


「うんうん、私こそ、孝也まだ、つらいのに、まだ言うべきじゃなかった。

ごめんなさい」


ノルンはまだ震えながらも俺の手をゆっくりとゆっくりと握り返した。

そして「私は大丈夫」と言うようにぎこちなく笑みを浮かべた。


でもその表情にはわが身を引きちぎられたかの如く辛そうで、時折俯くノルン。

そして両手で自分を抱きしめながら震える身体を勇める。


きっと彼女は俺の心を察していたのだろう。

俺はエリルの死を認められず禁呪にすがっていた節がある。

だからエリルの私物を一向に捨てられずエリルの事ばかり考えている。

いつか戻ってきた時のことなんて妄想までしてしまう。

でも事実は事実として受け入れなければ俺は前に進めない。

どこかでわかっていたんだ。

でもすべて先送りにしていた。

逃げていたんだ。


もしあのままエリルの死に捕らわれていたら、

俺は禁呪を追い続けて死者蘇生レイズ・デメントを使ったかもしれない。

そしたらエリルは……

それをノルンが気が付いてくれたんだ。


ノルンが俺を救ってくれたんだ。

エリルの死と言う事実に目を向けさせ考えさえてくれたんだ。

やっと俺にとっての長い冬を越えたような気がしてくる。

いや、越えていくんだ。

だから感謝を込めて言った。


「大丈夫だよ。ありがとう、ノルン」


彼女を抱きしめる。

大事な友がここにいるとわかったから。

支えてくれる人がいる知ったから。

だから前に進む。


「ちょ、ルナ苦しいにゃ~」


「あっ、ごめん」


抱きしめる腕の力を慌てて緩める。

いつの間にか窓から少しずつ日が差し込んでいた。

光が俺達を照らすと暗闇に紛れていて気が付かなったが、

2人とも泣きすぎて酷い顔だった。

でもこうやって見つめ合っているとどこかおかしくて2人で笑い合う。


そこでふいに気が付くノルンの洋服が濡れていたことに。

俺は棚からエリルの洋服を取り出すと彼女の元に戻り、

ネグリジェを脱がしてそれを彼女に着せた。


「そうだルナ。今日大図書館に行こうにゃ」


抱き合いながらベッドに戻り横になると、

眠たそうに大きな欠伸をするノルンがふいにそんな事を口にした。


「どうして?」


「黒いオーラの男、調べる。」


「もう調べたよ?」


「禁書の部屋はまだにゃん」


そんな部屋があったのか!

確かに大図書館を調べたといっても一般公開されている物だけだ。

非公開のものは調べてない!


「入れるの?」


そもそも禁書の部屋があった事すら知らなかったが、

そんな事よりも入ることができるのか気になった。


「領主の孫」


ノルンがまな板なのような胸に拳をポンと乗せてドヤ顔を決める。

そんな事を考えながら視線を胸のあたりを凝視していると、ノルンが何かを察したように肩を叩いた。


「とりあえず、ねるにゃー。おやしゅみ……」


話す事を話終えたノルンは就かれた様子で布団を被ると数秒と立たずにかわいらしい寝息を立て始めた。

俺は近くにあった機械式時計を手に取って時間を確認すると午前5時頃だった。


「おやすみ。俺も寝るか」


数時間程度しか寝られないだろうが不眠よりましだなと判断し俺も床に就くことにした。




最後までご覧いただきありがとうございます。

よろしければ次回もご覧頂ければと思います。

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