第百七十六姉 番外編『武器さんたちのヒロくん評価』
ブクマ1500突破したよ~やったよ~。
タイトル通りと魔剣さんたちの紹介回です。
よくわかるあねおれで書くレベルのことなんですが、多分『よくわかるあねおれ4』はないと思われますので・・・
つまりは、まぁそういう訳です。あともう少しだけお付き合いください。
・月光剣
魔剣の代名詞ともいえる【終末の魔剣】の一振り。
魔法力によって具現した刃の鋭さが変わり、魔法量によって刃の具現時間が変わる。
その特性上、持ち主によって最強にも最弱にもなる。
魔法力B程度だと普通の魔剣のほうが強いため、ノエルが手にするまでは使えない魔剣として冷遇されていた。
~月光剣さんから見たヒイロ~
「ふむ・・・」
良い青年だ。
礼儀正しいし穏やかである。
魔法使い特有の選民思考というものが一切感じられないのも素晴らしい。
ノエルが入れ込むのもわかるというものだ。
ただ、謙虚が過ぎるというか、もっと自信を持っていいと思うのだが。
・鮮血の月
月光剣と同じく、魔剣の代名詞ともいえる【終末の魔剣】の一振り。
切り裂いた生物から血ではなく魔力を吸い取る。
魔法使いには最高の特性であるが、切っても血が出ない性質とリーチの短さ故に使いこなすには高い近接格闘能力が必要である。
この魔剣も月光剣と同じくノエルが手にするまでは使えない魔剣として冷遇されていた。
~鮮血の月さんから見たヒイロ~
「ガッハッハ!」
良いクソガキだ!
才能があるやつの大半は努力を怠るし、才能がないやつの大半はそれを理由に妬み、努力を諦める。
だが、こいつは違う。
才能がないことを自覚した上で努力をやめていない。
才能がないことを自覚した上で届かないものに手を伸ばすことを諦めていない。
もし俺様に体があったら弟子にして鍛えてやったのにな。
まぁノエルがいるから大丈夫だろうよ。
・ミカエルくん(スレッジハンマーSP)
ノエルが魔境のダンジョンにて拾ったが使い道がなく倉庫に突っ込んであったもの。
普通のスレッジハンマーは主に鉄で作られているが、これはかなり良質な鋼で作られている。
すごく硬いが相応に重いため、使いこなすにはかなりの筋力を要する。
~ミカエルくんから見たヒイロ~
「ですわ!」
紳士的なところが素敵ですわね。
外に出初めのころは魔物との戦いも危なっかしかったですけれど、学習能力が高く同じ失敗はほとんどしませんわ。
武器のメンテナンスも怠らないし、道具の準備もしっかり行う几帳面な男性ですわね。
良いと思いますわ。
でも、ムラサキの尻に敷かれっぱなしなのはいただけないですわ!もっとしっかりしないと!
・マサムネさん(純ミスリルのブロードソード)
刀身が全て高純度のミスリルで出来ている幅広の剣。
若干の魔法防御力があり、血がつきにくく錆びにくい。
普通、ミスリルソードといえば鉄製の剣の刃をミスリルで補強したものを指す。
そのため刀身全てがミスリルのものは純ミスリルソードと呼ばれ、一般的な冒険者の憧れの的である。
ちなみに、ミスリルの粉末を刀身にまぶしたなんちゃってミスリルソードも存在する。
~マサムネさんから見たヒイロ~
「・・・・・・」
武器のメンテナンスを怠らない良い人。
また、暇さえあれば魔物図鑑で魔物の生態や行動パターンを調べたり、道具図鑑でアイテムの効能を調べるマメな人。
戦いに勝つためには知識と情報はとても重要。この年齢でそれを理解している者は少ない。
あとは思い切りの悪さと詰めの甘さを改善すれば良き戦士となれるだろう。
・ノブナガさま(竜断のドワーブンソード)
武器屋にして鍛冶師のアルゴスが竜の首を刎ねるために製作した超大剣。
しかし、大人が二人がかりでなんとか持ち上げられるほどの超重量だったため、失敗作として工房の奥で眠っていた。
ドワーブンはドワーフが好んで使う鉱物であり、かなりの硬度を誇るがミスリルと比べてかなり重いため、ドワーフ以外で使う者は少ない。(というより重すぎて使えない。)
~ノブナガさまから見たヒイロ~
「わはー!」
ヒロちゃんはムラサキちゃんが大好きでかわいい!ワンコみたい!
あと怒ったり恥ずかしがったりしてる顔もかわいい!もっと見たい!
おっぱいが好きみたいだから抱きしめてあげたら喜んでた!かわいい!
もっとお外で遊びたいっていったらいいよって言ってくれた!いいこ!
・スマート棍棒(改)
エルフの暮らす大森林にある賢樹の枝から作られたスマート棍棒に薄く伸ばしたミスリルで覆ったもの。
棍棒は木材を簡単に削ったものだが、スマート棍棒は職人が一本一本丁寧に削り上げた職人技で作られたものを言う。
ちなみに大森林の賢樹の枝は入手が非常に困難であり、賢樹の枝で作られた杖は幾つかあっても、賢樹の枝で作られたスマート棍棒は世界に数本しかなく、マニア垂涎の超激レアアイテムである。
~スマート棍棒(改)ちゃんから見たヒイロ~
「え、えへへ・・・」
すごく大事に扱ってくださっています。
汚れなどもすぐふき取っていただいてますし、日干しなどもしてくださいます。
また、とても努力家で毎日走ったり素振りをしたり一人で魔法の特訓をしたり、訓練を欠かす日はありません。
お姉さんをすごく大事に思っていて、森の中でお姉さんを称える歌なんて歌ったりもしています。
棍棒の私をこんなに丁寧に扱ってくださる最高のご主人様です!
・エクスカリボー
エクスカリバーによく似た名前を持つ魔剣だが、見た目は完全にそのへんの棍棒と一緒。
特性としては自動修復(中)、所有者の治癒能力向上(小)、不死属性に特攻(小)とかなり優秀ではあるが、その外見が災いし使いたがる者はほぼいない。
ノエルに買われ、ヒイロへのプレゼントとしてラッピングされ魔法袋にしまわれている。(ムラサキへのプレゼントもちゃんと別に用意してある。)
~エクスカリボーから見たヒイロ~
「だお。」
ぶっちゃけあんまり関わりがないからよくわからないお。
しゃべった感じ、ちょっと怒りんぼだお。
でも同じ棍棒であるスマート棍棒が主人と認めてるということはきっと棍棒愛に満ちてるんだお。
悪いやつじゃなさそうだし、こいつにならウチを使わせてやってもいいお。特別だお?
異常なほど評価の高いヒイロであった。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ご意見、ご感想ありましたらよろしくお願いいたします。
ヒロくんモテモテです。ただし、変態と男と人外に限る!
次の更新は10月終わりごろ、の予定です。
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