集まるは河口
難産の割に、話が進まない&短い……。
動画を見直して、ミスを発見したので修正。
数本のタバコを長く吸い終えた時、静かだった海が荒れ始めた。
波はざわめき、風は僕に対して、強く磯の匂いを纏い吹き付け出した。同じくして、二つの音に混じり、蛙と何かを混ぜ合わせたくぐもった声がいくつも聞こえ出す。
そして、僕に向かって海が割れ、人間らしき二つの影が現れた。
※
夕御飯を食べたり、海に行く準備をしていたら、何時の間にか夜八時になっていた。
この時間に出歩くのに対して家族には、高専のレポートの為に夜の海に行く必要があると伝えたら、アッサリ許可が貰えた。
‐レポート万能説。
‐自主課題として提出したら、点数もらえそうだ。
‐海関連の事だし、ちょっとはな。/カニェッツ、もらえんでも、出すことに意義がある。
危険はないと思いたいが、アンリの厄介事に付き合うとだいたいろくな目に遭わないから、海に行く用意とは別に探索に必要そうな物を最低限準備したわけだが、どうも不安でしょうがない。
‐高専から支給されている小振りなナイフ二本。
‐これまた支給品のあるだけましな防刃チョッキ。
‐夜に出歩くには必須な懐中電灯。
‐探索者の基本装備である手帳と筆記用具。
=結論、基本的な物は揃っている。
では、質問、キックの為に、安全靴でも履いていくべきか?
‐攻撃力は確かに上がる。
‐しかし、機動力が下がるからどっこいどっこいだ。
‐探索者として、生き残る事が最優先。
‐逃げの一手の為に、機動力は必要不可欠。
=結論、必要なしと判断。
久しぶりに正しい使い方をした分割思考の結果に従って、安全靴ではなく普段から履いている運動靴を履いて家を出た。
過疎の憂いを感じるようになってきた町内とはいえ、夜に表で大きな不審音がすれば、外を見る人も少なからずいるだろう。
‐人気の無い場所に移動しておこう。
‐どうせアンリの事だから、監視かなにかの為にイービル・アイあたりを付きまとわせてるはず。
‐勝手に動き回っても、何ら問題はない。
‐しかし、問題も発生する。
‐何かあるのか?
‐常に見張られている。
‐つまり、プライベートなんてないんだ!
‐な、なんだってー(驚愕)!
‐な、なんだってー(憤慨)!
‐な、なんだってー(笑)!
/カニェッツ、三文芝居にもならんことをしてるじゃぁない!
~海が割れる
きっと、聖書に出てくる杖を持った爺さんか、青い巨人がそこら辺に居たに違いない。
でも、これをやる奴はだいたい噛ませ臭がハンパない。
~装備
どれだけ完璧に準備しても、死ぬときは死ぬのがクトゥルフ神話TRPG。 だからといって、準備しなくて死ぬよりはよっぽどマシ。
~【キック】
基本ダメージ1D6+db。
【武道】と並ぶ格闘としては探索者最強の攻撃の一つ。
安全靴を履けば、固定ダメージとして基本ダメージ量に+2しても良い。
某動画では、dbで+1D6、【急所狙い】で+1D6、【マーシャルアーツ】で基本ダメージ量二倍が追加され、4D6という普通の人間なら粉微塵に砕け散るダメージ量を叩き出した事で有名。
~db
ダメージボーナスの略。
探索者のSIZ(体格)に依存する格闘系技能の追加ダメージの事。
~イービル・アイ
目玉に羽と足が生えた化け物の一種。
雑魚敵の筆頭だったり、ウザキャラだったりする。
今作では、単なる監視や諜報用の一番安い使い魔として登場した。
尚、SANチェックは単体なら0/1D6、群れならば1D6/1D10程度が妥当かと。




