何でもない日。
毎日一緒の日々なんて此の世には無い。
けどさ、
起きる時間も歯を磨く時間も
授業時間もご飯を食べる時間も寝る時間だって
毎日一緒だったらそんなのつまんなくないか、
だから私たちは
毎日 刺激を求めながら生きている。
中学校に警察が来る。
誰かが窓ガラスを粉々に割る。
殺人犯が此の街に居ると知って。
感染病で学年閉鎖になって。
それぞれ色んな刺激があってからこそ
毎日は楽しいのだ。
毎日が記憶に残るのだ。
けれど、
刺激の無い日々なんて
本当に私たちが生きている
という実感さえ忘れてしまいそうになる。
だから、
私たちはいつでもどこでも
刺激を求めて此の世に
這いつくばりながら生きているんだ。