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エターナルプライド  作者: A&R
1/1

ギルド加入

「そろそろ俺達もギルドに入らないか?」


「確かにギルド無所属のアビリティマスターなんて聞いたことないっすね」


俺が言うとめずらしくドランが乗っかってきた。


「そうです、入った方が良いです」


「悪くは無い」


ティア、アリエルも賛成してくれた。


アビリティマスターとは人が必ずしも持っている力に覚醒した者を指す。


今ではアビリティマスターに勝つにはアビリティマスターしかない。

警察も軍隊も政治もすべてアビリティマスターが治めている。

そして俺らはそのアビリティマスターである。


「でもここら辺にギルドってあったか?」


「うーん、確か隣町にエンシャントウルフってギルドあった気がするっす」


「「・・・・・」」

何故かティアとアリエルは黙っていた。


「エンシャントウルフってどういうギルドなんだ?」


「エンシャントウルフはこの国で一番弱い最弱ギルドですよ」

俺の質問にティアが答えてくれた。


「よし、俺はそのギルドに入ることに決めたぞ。」


「ちょっとまってくださいです。まだ他にもギルドはいくつかありますです。わざわざ弱いとこに入らなくてもいいとおもいますです」

その『です』はなんなんだ。


「俺はエンシャントウルフに決めたんだ。そこに入るって言ったら入るの」


「だめっすよ、こいつ、一度いいだしたら聞かないっす。別に俺らがそのギルド強くすればすむ話っす。」


「ドランが言うなら良いですけどです」


「アリエルはどうだ?」


「しょーがない。そのかわり私たちに汚名つく」


「よし、じゃ決まりだな。で、エンシャントウルフってどこにあるんだっけ?」


「隣町っす‼」

「隣町とドランが言ったはずです‼」

「と な り ま ち ‼」

俺が言うと3人に怒られた。


そしてエンシャントウルフというギルドについた。


入口には「太古の獣(エンシャントウルフ)」と書いてある。


大きいギルドだ。


「こんにちは、このギルドに入れてくれ」

受付にいたお姉さんに言った。


「ギルドの加入はマスターの許可が必要です。ただいまマスターを呼んできます。」



少したつとおおきなお爺さんがやってきた。


「ギルド加入の条件はただ一つ。ギルドの仲間、それすなわち家族は何万の命よりも何億の富よりも大切。第一に考えること。守れるか?」


「もちろんだ」

「もちろんっす」

「もちろんです」

「ああ」

みんなではもる。


なんだちゃんとしているじゃないか。

何が最弱ギルドだよ。

そんなの嘘じゃねーのか。


「では正式にエンシャントウルフの加入を認めよう。これを」


なにやら腕輪を渡された。


「これはエンシャントウルフに属している証拠。もし何かあればその腕輪が仲間に教えてくれる。ずっと付けているように。むろん風呂に入る時もだ」

風呂もか。


「では自己紹介をお願いできるか?」



「わかった。俺はリュウ。氷のアビリティを使う。よろしく頼む」



「俺はドランっす。雷のアビリティを使うっす。よろしくっす」



「私はティアです。召喚獣を出すアビリティです。よろしくお願いしますです」



「私はアリエル。ソードというアビリティ。よろしく」


一通り自己紹介が終わった。


「私はここのマスター、タレーランだ。エンシャントというアビリティを使う。名前だけでは分かりにくいがな。そのうちわかるだろ。」


「このギルドはこの国で最弱のギルドとなっている。お前たちにもその汚名はまとわりつくから覚悟しとけよ」


「そんなのすぐ最強にしてやるよ」

「最弱はさすがに困るっす」

「まあ、見ててくださいです」

「どうでもいい」


「頼もしい限りだな」


こうして俺たちは古代の獣(エンシャントウルフ)に入った。

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