第四十八話 はじまり
◇ ◇ ◇
どうも皆さま、こんにちは、こんばんは!
ファイナルクエスト書記担当。ケンジです。
今年もついに3月、花粉の時期がやってまいりました。
今年の花粉やばくない?
↑これ毎年言っている気がしてます。
誤字脱字含め、おかしな言葉遣い、面白くない物語も、全て花粉が悪いのでございます。
温かい目でご鑑賞ください。
前回のサーバーでは、我らが総裁ケンイチの卓越した外交手腕と、副総裁モールのこれまた非常に優れた采配により、我が同盟が見事一位に輝きました!
そんな非常に喜ばしい出来事の中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
さて、それでは、本題に移らせていただきます。
以前から要望のありました件、見事、実現いたしました!
もちろん、この掲示板の本題「魔王降臨サーバーの攻略」についてです。
あれから、我々も幾度となくこのサーバーに挑みましたが、いまだに魔王になれておりません。
つまり、あの時攻略方法が皆に知れ渡った結果、魔王を目指す人が続出してしまったのです。
でも、魔王誕生前後のお話……、知りたいですよね?
ですから、私、書記担当ケンジが、チームTKGにお願いしておりました。
そして、その結果、ついに、文書を頂くことができたのです!
名付けて「魔王降臨」です!
それではどうぞ!!!
◇ ◇ ◇
「第一回TKG本会議を行います」
こういう突拍子の無い話をするのは、決まってごーやだ。
ごーやはいつも予想していない話をして場を盛り上げる。
「会議はいつもやってるじゃん。そんな命名、会議に必要?」
「ま、いいじゃん。それっぽいから」カージの言葉を軽くいなし、拍手を誘う。
皆つられて、手を叩く。
ちなみに、参加メンバーは、TAKASHI、カージ、ごーや、マリオの4人。
「まずは、本同盟の盟主を決めます!」パチパチパチ
「盟主って、今までカージがやってたやつだよな。
同盟の責任者?TOP?みたいな役割だよね」
「そうそれ!今まで何となくカージがやってたけど、ちゃんと決めた方がいいかなと思って」
「あれ?カージはやりたくないの?」
「んっ?俺はどっちでもいいかな」
「ちなみに盟主をやりたい人はいるの?」
TAKASHIが周りを見渡すと、みんな首を横に振った。
「どうやって決める?」カージが皆に聞いた。
「こういう時って、あみだくじとかが定番だっけ?それともじゃんけんか?」
「私は投票がいいと思います」TAKASHIの言葉にマリオは意見した。
皆、決め方は何でもいいと思っているようだ。それ以上の意見は出なかった。
マリオは早速、無地のノートの切れ端を4つ用意し、それぞれに4人の名前を書いて渡した。
「盟主にふさわしいと思う人に〇しましょう。
これで、誰が誰に投票したかわからないです」
そこまでやる必要あるかと思った人もいたみたいだが、誰も別にこだわりがあるわけではなかった。
すぐに投票が行われた。
TAKASHI 2票、カージ 1票、ごーや 1票でTAKASHIに決まった。
「俺か。大した仕事はないよね?」
「ああ、そうだな。ただ、代表ってだけだね」とカージはTAKASHIに言葉を返した。
「ならいっか。みんな、よろしく!」全員笑顔で受け入れた。
「じゃ、私、書記しますね」マリオはそう言って、メモを取り始めた。
第一回TKG本会議 参加者:TAKASHI、カージ、ごーや、マリオ
盟主:TAKASHI
書記:マリオ
書き終えると、マリオは眼鏡を位置を直すように左手で触りながら、「後で掲示板に載せておくね」と言った。
他の3人はうんと頷いた。
「じゃ、早速だけど……、1つ確認したいことがあるんだ」
そう切り出したのはカージだ。
「ケータって人の加入申請が来てるんだ」
どうやら、ごーやはケータの加入申請を知っていて盟主を決めようと思ったみたいだ。
ごーやは一見、思い付きでしゃべっているように見える。
でも多分、ごーやの中では、論理よく順序良く進めている。
「ケータって、この前、武器作ってくれた人だよね。
俺はいいと思うよ。反対の人いる?」TAKASHIは言った。
「賛成」カージが手を上げると、ごーやもマリオも頷いた。
「音声チャットもOKだよね。この前通話して遊んだし」
TAKASHIの言葉に再び皆、頷いた。
「じゃあ、OKだね。決まり。後は、いつも通り次のサーバー決めよう」
「そろそろみんな慣れてきたし、少し難しいサーバーに挑戦してみたいな」ごーやが言った。
「サーバーの難易度ってわかるの?」
「サーバー選択画面でサーバーを選択すると右側に、過去10回ぐらいの結果が表示されてる」
マリオの言葉に、カージが答えた。
「あっ。本当だ。知らなかった。まだまだ知らないことだらけね」
「どんどん、アップデートしているから仕方ないよ」TAKASHIはマリオに言葉を返した。
「それでいうと……、過去9回失敗しているのは、魔王降臨サーバーかな」
「確かに、成功したのは初めだけで、それ以降全部失敗してる……」
カージとごーやは、スマホですでにサーバー情報をチェックしているようだ。
TAKASHIとマリオは、今のところサーバーにこだわりはないみたい。
「じゃ、それにしよっか」と頷いた。
サーバー選択なんて、いつもこんな簡単なノリで決まる。
その日、第一回会議議事録という記事の他に、希望サーバー募集、ご意見箱と意見集約用に板が用意されていた。
新規加入のメンバーも入ってきて、新しい盟主はあれこれ考えているみたいだ。




