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LAST GAME  作者: よむよみ
第四章 魔王の秘密

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42/59

第四十一話 十六日目

 10月16日(火)20時頃。


 前回の後半は、物語が進行せず、みるみるうちにログインする人は減っていった。

 日曜日、かろうじて、結果ぐらいはみてやるかと、そこそこの人数は戻ってきた。

 今回は、掲示板のお知らせのおかげか、前回の最初程ではないけれど、人数が集まっている。

 同盟チャットでは、ゲームの攻略に、何が足りなかったんだろうって会話がされていた。


 俺は、解析班と共に、作戦を考えていた。

「悪魔を防衛するにはどうすればいい?」

「力不足では守るものも守れない。レベル上げが必要だ」

「前回の、TKGの方法は参考になる。レベル上げと防衛を交互にしていた」

「私たちは、さらに人数も多い。

 レベル上げに専念する人と、防衛とレベル上げを半々する人に分ければいいと思う」

 同盟チャットは、とても盛り上がっている。


「私は、できるだけPKプレイヤーキルはしたくないから……、近づかせないよう誘導するね」

 モールも楽しんでいるみたいだ。


「俺は、防衛をしよう」俺の言葉に、みんなそれぞれ自分の役割を宣言し始めた。

「←レベル上げに向かう!」

「←防衛!」

「←誘導のお手伝いする!」

 いい感じにばらけたみたいだ。


 21時に近づく。そろそろコアタイムだ。

「まずは、悪魔探しをしないとな。防衛班は、全力で悪魔を探そう!」

「(`・ω・´)ゞ ラジャー!」


 21時になった。コアタイムが始まった。

「皆の者!よろしく頼む!」

「( ̄^ ̄)ゞ 了解!」

「(>Д<)ゝ 了解ッ!」


「悪魔ハケーン。西の平原を南に移動してる」

 悪魔の場所は前回と同じようだ。やはり悪魔の場所はランダムで決まるのかもしれない。


 直ちに移動すると、TKGのメンバーと出くわした。

「今回も悪魔を防衛するのか」

「ああ、そうだ」俺の言葉にTAKASHIは身構え始めている。

「我々も悪魔を防衛することにした」

「あっ、そうなのか。それは助かる。

 暗殺者の対人スキル、暗殺者には効果がないから、人数が少ない俺たちには正直お手上げだと思ってた」

 暗殺というスキルは、敵モンスターには全く効果がない。

 しかし、対人戦だと、一定確率で一撃必殺の効果があった。

 レベルを上げて、タンク用に防御力を上げたプレイヤーでも一撃で殺されてしまう。

 前回のTKGとの戦争、レベル的には拮抗していたはずだった。

 それでも敗れたのはこのスキルのせいだ。

 そんな対人スキルも暗殺者相手には効果が薄い。


 会話が終わると、TKGは、前回と同様半数はレベル上げに向かった。

 俺たちも、当初の作戦の通り、護衛用に6名を残し、他はレベル上げに向かわせた。


 途中、俺自身のレベル上げもした。

 今日は、他の多くの同盟も皆、レベル上げをしているみたいだ。

 それに、暗殺者がとても増えていた。

 同盟チャットで同盟員と会話した。

「暗殺者増えたな」

「そうですね。自分たちも増やしましたからね。

 でも……、他の同盟の人たちが増やすと、なんか不気味ですね。

 何か嫌な予感がします」


 今日は、順調に終わった。

 PKプレイヤーキルも起きなかった。モールたちが近づかないよう誘導してくれたおかげだ。

 レベル上げに専念した人たちはもちろん、護衛部隊のレベルも十分上がっている。

 TKG達も順調なようだ。


 明日何が起こるのか、俺はこの時はまだ気づいていなかった。


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