第三十一話 三日目
掲示板の記事の反響はとても良好だ。
しかし、総裁、副総裁にはやはり気にいられなかった。
さらに組み合わせて読みやすくできたと思ったのに。
事の顛末は昨日の投稿直後の時間までさかのぼる。
(-_- )
「ピレポリネートタグネスゲーサー様、掲示板への投稿をお改めください」
( ゜Д゜)ナンデヤネン!
(-_- )
「我々の国では基本縦書きでございます。アスキーアートには向いておりません。
具体的に言うと、このままでは書籍化できません」
( ゜Д゜)ハッ。ソウダッタ。
横書きの海外では「:-)」みたいな顔文字が流行っているのに、
縦書き文化圏の我々がアスキーアートを作るとは、この国はとても優秀ですね!
でも、アスキーアートという文化を否定するなんて、きっと何かの陰謀に違いない!
( -_-)デモ……。
( ゜Д゜)ナラ、縦書キデ書ケバイイ!閃イタ!
(-_- )
「残念ながら、ピレポリネートタグネスゲーサー様、書記係を辞めていただきます」
( ゜Д゜)ナッ、ナンデスト!
「それは、何故ですか!」私は、理由を尋ねた。
(・_- )
「横書き掲示板での縦書きは、非常に面倒くさくて、許されておりません。」
( ?_?)ナゼ、私ノ考エテイル事ガオ分カリニ?
(・_・)
「顔に書いてあります。わかりやすく、全角で」
( ゜Д゜)ナッ、ナニ。半角デ書イタハズナノニ!
(-_- )
「残念ながら、このサイトは半角カナは許されておりません。
すべて全角に変換されています」
( ゜Д゜)ナンデスト!通リデ、全角ニナッテイタワケダ! “ファイッ”トカ。
(-_- )
「顔にかかれる文字は、半角だからこそ整うのです。全角ではダサいです」
( ゜Д゜)半角ガ許サレナイダト!キットソレハ何カノ陰謀ダ!
(・_- )
「このサイトへの誹謗中傷は許しません。お控えください」
こんな感じで、私は書記係を降ろされてしまいました……。
結構気に入っていたのにな…。
( ゜Д゜)タ、タイ〇ー!
残念ながら、このサーバーではまだアルバイト検索サービスは実装されていなかった。
暗殺者は、実装されているのにおかしくないですか?運営に訴えてやる!
(・_- )
「運営への誹謗中傷は許しません。お控えください」
「は、はい。すみません……」さすが副総裁のモール、今度は思考まで読んでやがる。
◇
書記係を解雇された私ですが、普通に楽しむことにしました。
幸い、掲示板への書き込みにより、とても私の知名度は高かったのです。
今日から一般になりましたというと、皆、私を受け入れてくれました。
今日は、昨日解放されたばかりの東の塔へ連れて行ってもらえることになりました。
とはいえ、私は昨日まで書記係だったので“Lv1”。
最初の経験値稼ぎから手伝ってもらえそうです。
同盟員の皆さま“は”とても優しいのです。
コアタイムまで、少し時間がありました。私は新聞を読んでました。
昨日の経験値稼ぎのTOPは、総裁の「ケンイチ」でした。
さすが、総裁!有言実行ですね!言葉通りに一位でした。
それとは別に、奇妙な新聞がありました。
ストーリーに関わる新聞は少し目立つ黄色で表示されているのですが、その新聞も黄色でした。
「悪魔討伐成功」というタイトルと並んで、その記事が掲載されていました。
タイトルは、「悪魔、闇落ち」。
悪魔が、自分の住みかに戻り、さらに奥に進んでいったという謎の記事でした。
物語が進行したということでしょうか。
誰もかかわっていないのに新聞の記事にされている不思議な記事でした。
ちなみに、同盟にある過去の記録にも同様の記事がありました。
ようするに、ここまでは同じ進行ということですね。
コアタイムが始まって20分程度、私は仲間たちとレベル上げをしました。
その後、一緒に、「東の塔」へ向かいました。
無事に攻略できたのですが、解雇のショックで面白おかしく記事に出来ません。
今日一日は休んで、明日、東の塔の攻略記事を書こうと思います。
それではまた明日。




