第三十話 二日目
10月2日(火)19時頃。
私の投稿はとても好評だ。しかし相変わらず総裁、副総裁にはダメだと言われる。
せっかくライ〇のように左右に分けて読みやすくしたのに。さらなる工夫が必要だ。
サーバー二日目は新聞のチェックが重要だ。
一番の注目は経験値の稼ぎ場所。昨日のトップはTKGだった。
昨日の総裁、副総裁の会話によると、このサーバーについては初見らしい。
数も多く、古参プレイヤーの割合も高い我々をも超えていく立ち回り、お見事!
我々も負けていられない。
他の新聞の確認も進める。
通常なら、初日から、ゲームの進行に関わる秘密やら塔やら洞窟やらの攻略記事が並ぶ。
しかし、このサーバーはまだ秘密やら塔やら洞窟やらは見つかっていない。
我々の同盟の過去の記録を確認すると、どうやら物語の進行は今日のコアタイムからのようだ。
というわけで、早くログインしたものの、新聞の確認が早く片付いて、いつも通り書記をしていた。
21時になり、我々の主戦場「魔王降臨」サーバーのコアタイムが始まる。
総裁も副総裁も、物語の進行待ちで、経験値稼ぎをしている。
21時15分頃、同盟チャットが少しにぎやかになる。
「新聞屋で号外が出たよ」「号外~~」
私は早速、町の新聞屋に向かい、新聞を読む。
「悪魔討伐成功」というタイトルの記事だ。
「ななしのごんべい」というプレイヤーが南の平原で悪魔を討伐した。
記事によると、この悪魔は南にある悪魔の巣窟から、東の方へ歩いていたようだ。
同盟の過去の記録とも一致している。過去の記録をたどるなら、明日から塔が解放されていくはずだ。
後は特に何事もなく過ぎていった。私は他サーバーの攻略状況を掲示板に書いていた。
22時になり、総裁と副総裁が戻ってくる。
( - ω-)y─┛~~
「やはり、新聞には載らなかったな。残念だ」
(-_- )
「はい。力及ばず、申し訳ございません」
( ・ ω-)y─┛~~
「なに、モールが謝ることではない。彼らが上まわっただけの事だ」
( - ω-)y─┛~~
「それに、負けないための策は既に用意してある」
(-_・ )
「策。どのような策なのですか?」
(-_- )
「よろしければ、ぜひご教授ください」
(・ω・)y─┛~~
「なに、簡単な事だ。
経験値を稼ぐチームと、効率のいい場所を探すチームに分ける。
我々は数が多く、指揮もしっかりしているからな。
それを活かすのだ」
(・_・)
「なるほど。
いい場所を見つけたらすぐに経験値を稼ぐチームへ連携するのですね」
(-_- )
「ご慧眼です。」
( - ω-)y─┛~~
「解析班がすぐにマニュアルにしてくれた。
次からは5人のチームに負けることは無い」
~~┗─(髪毛髪)
「とはいえ、次があるとは限らんがな。
このサーバーの攻略もこの調子で終わってしまうだろうからな」
( ・ ω-)y─┛~~
「というのも、今日早速その方法を試したのだ。
明日の新聞は間違いなく我々が載るだろう」
~~┗─(髪毛髪)
「さらに効率よく経験値を稼ぐようになった我々。
このサーバーの攻略は間違いないということだ」
(・ ω・)y─┛~~
「次のサーバーをどこにするか考え始めないといけないな。
よろしくたのむ」
(-_- )
「はい。かしこまりました。」




