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LAST GAME  作者: よむよみ
第二章 新米教師は妄想爆発中

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第十話 レッツ メイク ゲーム

私は今、とあるゲームに夢中だ。多分はめられた。


私は、あや子。高校で教員をしている。

親より年齢が近い新米教師、いつも生徒に気軽に話しかけられる。

「先生は、ゲームはやらないの?」

「先生はゲーム下手だから、どちらかって言うとゲームを作りたいの」

「そっかー。残念」


新米教師はね。忙しいの。生徒のために授業の計画作らなきゃだし。

生徒たちがどんなこと考えて、どんなことに夢中なのかとか考えている方が楽しいの。


それに、嘘はついていない。学生時代にはゲームを作ってた。

といっても、私はそこまで優秀じゃない。簡単なゲームしか作れない。

ゲーム会社を目指した時期だってある。

でも、今、この国は不景気。結局周りの友人たちと相談して手堅い教員の道を選んだ。


「先生は、ゲームはやらないの?」また聞かれた。

「私はどちらかって言うとゲームを作りたいの」いつも通り笑って答えた。

「ならおすすめだね」

「……」

あれ?会話が続いてる?

会話を終わらせる呪文を唱えたはずだったのに会話が続いてた。


小説を投稿できるサイトがあることは知っていた。

まさか、ゲームを投稿できるゲームがあるなんて。

ただ、興味はあった。

教員を続けながら、趣味でゲームを作る。素晴らしいではないか。

生徒に誘われるがまま、まずは1プレイしてみた。

面白くなければやめればいい。時間が取れなければやめればいいのだ。

教師は学生たちと遊べるほど時間にゆとりはないのだ。


生徒に言われるがまま、オリジナルサーバーを選択した。

このゲームのデフォルトとなるサーバーらしい。

意外と面白かった。社会人でも楽しめた。

コアタイムというのが社会人向きだった。

一日一時間ときっちり決められていた。

もっと忙しければ、週にコアタイムが一時間だけのサーバーだってある。


新聞のシステムも優秀だった。プレイしていなくても、物語の進行がちゃんとわかる。

リアルタイムで物語が進行するのに、参加していなくても置き去りにされない。


最も惹かれたのは、最後の演出だった。私のクリエイター魂に火が付いた。

4つの秘密を攻略するから、最後は4つのカットインなのだろう。

そこから、勇者が切り込んできて、プレイヤーがメッセージを放つ。

勇者に選ばれたらもちろん楽しい。

選ばれなくても、最後はどんなメッセージだろうと興味がわくからやっぱり楽しい。


このサーバーはデフォルトで必ずクリアできるから、若干単調に感じるけれど……。

もし攻略が難しかったら、攻略に協力が必要だったら、3回ぐらい失敗していたら、

クリアが難しかったら、他にもいろんな要素があれば、最後の演出でみんなもっと盛り上がるに違いない。

そんな盛り上がるゲームを作ってみたい。


あれだ、海賊キングを目指す国民的漫画の空島編。

・海底に黄金を探す地上の人々。

・神に殺されかけようとして逃げ惑う天空の人々。

・大地を奪われたもと地上に住んでいた人々。

・どうしても鐘を鳴らしたい過去の友情。

・そこにたまたま居合わせた冒険者。

最後のシーンで、それら全てを背負って、金玉を伸ばして突くのだ。

あれ?なんか卑猥。

ちがうちがう。

金の玉を装備して、腕を伸ばし、ボスごと突いて黄金の鐘を鳴らすのだ。

国民的漫画だからね、言葉を気をつけないと、敵が増えてしまう。

あら、間違えちゃった。てへっ。オホホホホ。

笑っておけば大抵の事は許してもらえる……、のはずだ。


このストーリーはこのゲームに向いている気がした。

皆で謎を解き明かし、最後にそれらを集約して、勇者が倒す。

とても楽しいに違いない。そんなゲームを作りたくなった。


ただ、良いストーリーを作るのは難しい。いきなり最高傑作は作れない。


私は教師。私が作れるものを作ろう。

私は早速、ゲームを作り始めた。


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