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救世主はバカだった。
「でさ、その材料とかは具とかはよういしてあんの?」
疑問に思って雅に訊く。
小麦粉とか玉子とかは持っているのを見たけど・・・。
「わ、忘れとった!」
えぇえぇ?!!
またもやハプニング・・・。
「大丈夫さ!」
そういったのは南藤だった。
「僕ちんがじいやに頼んでおいてあげたさ!夕食もおやつもね!」
おぉ、意外なところに救世主がいた!
(っていうかじいやって南藤の世話役か?)
少し南藤を見直し・・・
「まぁ届くのは夕方だけどね!」
「はぁあああぁ?!!!」
その後、南藤に非難の嵐だった。