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最強彼女  作者: 草薙若葉
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美夏の様子。

車の中では、とにかくうるさかった。


南藤は自分の0点テストコレクションがどれだけあるか話しているし、雅は大阪のたこ焼きがどれほど旨いかを熱く語っていた。


仕舞いには、南藤が車酔いしたらしく「頭痛が痛い」なんて馬鹿まるだしなことを言っていた。


頭痛が痛いって・・・。


美夏はiPodをきき、翔子は楽しそうに僕に話しかけている。


僕は、翔子の話に時々相づちをうちながら、美夏の様子を盗み見た。


美夏はガムをかみながらIpod画面を見ていた。


なんかちょっと気まずい・・・。


持って来たマンガを読むと、翔子はぷうっと頬を膨らませすねた振りをした。



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