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最強彼女  作者: 草薙若葉
32/107

事実。

「美夏?」


今度は聞こえるように言うと、やっと彼女は我にかえった様だ。


「カズ・・・?」


彼女は、僕を見てゆっくり首を傾げる。


「うん。っていうかこんな時間になんでいんの?」


「まぁ・・・」


彼女は、言葉を濁した。


「それよりさ、あれほんと?」


「あれって?」


彼女は、まっすぐ前を見たまま言った。


「翔子とつきあってる事」


「な、なんでっ、それっ!!」


情報いくの、はやすぎだろっ!


「まぁ・・・ね?」


今度は僕が言葉を濁した。



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