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最強彼女  作者: 草薙若葉
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彼女の本当の性格。

まだ、彼女の唇の感触が残っているーー。


僕は、頬を触ってみた。


そして、ある疑問が浮びあがった。


ーー彼女は僕の事が好きなのかーー


・・・いや、ありえねぇ、これだけは・・・!


ーーでも、好きじゃないならなんで?なんでキスしたんだ?ーー


考えても考えても、答えにたどり着けない。


むしろ、もっと分からなくなって来ている気が・・・。


ーーでも、もし!!もしだよ?・・・彼女が僕を好きとして・・・僕は・・・彼女の事が好きか・・・?ーー


いや、嫌いじゃない。


何か憎めない。


彼女が美人だからっていう問題じゃなくって・・・もっと違う問題で・・・。


それと、僕といるときだけに一瞬見せる哀しい顔を見ると、無理してるのかなって思う。


そりゃ、暴力的な所も彼女の一面なのかもしれないが、彼女は僕の思っているより、


ずっとずっと弱くて儚い人なのかなって思う。


そんな顔を見ると護ってあげなきゃなって思うのは思うんだけど・・・。



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