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最強彼女  作者: 草薙若葉
100/107

still...

体育館裏、腕を組んで僕に訊いた。


「で、なんなのよ」


早く友達のところに戻りたいのか、いらただしそうな表情を浮かべる美夏。


「え……っと」


はっきりしない僕の態度。


なんでだろう?


さっきまでは今度こそちゃんとおうときめたのに、美夏を前にすると固く結んだ口が開かない。


「何にも無いなら、私行くからね」


美夏がスカートをひるがえして、僕に背を向ける。


早く、早く告わなければ…。


「美夏!!」


そう言う前に、体が動いた。


気がつくと、僕は美夏を後ろから抱きしめていた。


彼女の方がぴくりと驚いたように動く。


僕は自分に驚いて、今にも卒倒しそうだった。


「ちょっ。離してよ…っ」


美夏が抵抗する。


それを僕はぎゅっと抱きしめて、つぶやくような声音で言った。


「離したくない……。今でも美夏のことが……好きだ」



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