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テーマ詩集:さよなら

グッバイ トゥモロウ

作者: 歌川 詩季

「うるるんで」は、誤字ではありません。

 天の河があふれた夜から

 泣きながら眠る癖がついてた

 おすましの三日月もうるるんで

 丑三(うしみ)つには(ふくろう)が目を醒ます


 大好きだった昨日に さよなら言えない

 にくったらしい明日(あした)となんか 仲良くなれない


 グッバイ トゥモロウ

 時計の針に おいてけぼりくらって

 過去と昔のまじったシチュー

 銀色のスプーンが(すく)

 グッバイ トゥモロウ

 知らないひとにはついてっちゃだめ

 知らない顔した明日(あした)

 あたしをどこへもつれていけない



 うつぶせたままの写真立てに

 おやすみのキスを忘れないけど

 ダイアリー 三ヶ月続かない

 ふりむくたび友達は手を振るよ


 大好きだった昨日に さよなら言わなきゃ

 にくったらしい明日(あした)となんて 仲良くなれない


 グッバイ トゥモロウ

 時計の砂に のみこまれる記憶

 過去と昔のならぶアルバム

 想い出はいつでもきらきら

 グッバイ トゥモロウ

 知らない朝にはつれてっちゃいや

 知らない声した明日(あした)

 あたしをどこへもついてかないわ



 グッバイ トゥモロウ

 時計の針は せっかちさんだけど

 過去と昔のまじったシチュー

 銀色のスプーンでまぜる

 グッバイ トゥモロウ

 知らないひとにはドアはあけない

 知らない顔した明日(あした)

 あたしをどこへもつれていけない

 知らない声した明日(あした)

 あたしをどこへもついてかないわ

 じつは、けっこう過去作。

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― 新着の感想 ―
[一言]  音を紡ぐ才能はないので脳内で曲にできないのが悲しいです。  縋る過去、背ける未来。 『あたし』にとっての現在は、果たしてどちらなのか。  振り返りながらも、それでもたくましく今を生きて…
[一言] グッバイイエスタデイではなくトゥモロウなんですね。過去を慈しむ語り手の気持ちが伝わってきました。まさに歌詞みたいで、読みながら女性歌手の声が聞こえてくるようでもありました。 未知の未来に対す…
[一言] 歌詞のような構成ということもあり なんだかずっととある歌がぐるぐる >天の河があふれた夜から 溢れたものは何でしょう、と 色々想いを、巡らせて。 天の河が見える星空は それだけでも星が沢…
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