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彩夏音の魔法のペンダント  作者: 白浜 月
18/103

どういうこと?

ある雨の日、傘をさして望優と塾に向かっていた。

今日も学校を休んでいた乾君。

すると、望優が突然

「ねぇ彩夏音、あれ乾君じゃない!?」

って言う望優の視線の先を見てみると、

「本当だ!」

乾君にそっくりな人が雨の中、傘もささずに私達の少し先を歩いていた。

塾には行くのかな?なんて思いながら、

「乾君に追いつこう!」

とゆっくり走った。

すると、その先の曲がり角で乾君らしき人は曲がった。

あれ!?

塾に行かないの?と思いながらもその曲がり角に着くと、もう乾君の姿はどこにもなかった。

しかも曲がり角の先はなぜか行き止まり。

驚きながら辺りを見渡したけど、どこにも誰もいなかった。

「おかしい。

確かに乾君いたよね?」

と望優が言う。

「うん。

私も見た。」

不思議過ぎて、しばらく二人呆然と立ち尽くしていたけれど、

「見間違いだよ、きっと!」

乾君に会いたいなんて思ってたからそう見えただけかも。

「でも、あれは多分乾君だった。

それに乾君でもそうじゃなくても、人がいたことは確か。」

「人が消えた?」

「…。

消えるなんてまさかあり得ないから、曲がった場所を見間違えたとしか考えられないよ。」

「まさか、幽霊?」

「そんなことないよ。

私達二人とも霊感なんてないし。」

「そうだよね、もう忘れよう!」

気持ちを切りかえて、全く関係ない、楽しい話をした。

でも私の心の中に何か嫌な予感が…。

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