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彩夏音の魔法のペンダント  作者: 白浜 月
17/103

久しぶりに...。

10月に入り、朝夕はだいぶ涼しくなってきた。

受験も段々近付いて…。

乾君は時々学校を休む日が増えてきた。

一日だけ休んだり三日位休むことも、体調はそんなに悪そうには見えないけど…。

もちろん学校を休んだ日は塾にも来ない。

睡眠不足が祟っているのかな?

心配だけど…。

乾君がいないと、心の中にポッカリ穴があいたような感じがして…。

勉強にも身が入らない。

でも登校した日は私達と一緒に帰ってくれたり、塾でも優しい。

だから、気にしないようにしなきゃ!

乾君に追いつけるように、今は努力あるのみ!




ボクが睨んだとおり、あの少年は彩夏音に近付くことが任務だと思う。

近付いてどうするつもりだ?

学校を休む日があるということは他にも任されている任務があるのか?

彩夏音にあの少年には気をつけてと言っても聞く耳を持たないだろう…。

どうすれば…。




学校から帰るとハロが待っていた。

「おかえり、彩夏音!」

「ただいま!

ってここは私の部屋だよ。」

なんて他愛ない会話をした。

久しぶりにハロが現れたのに、なぜか驚かなかった。

少し嬉しかったし。

ハロは良い人(犬)だと思う。

雰囲気でわかる。

私の前ではいつも犬に変装してるけれど本当の、人の姿をする時ももちろんあるんだよね!?




彩夏音は元気いっぱい。

久しぶりなのに、いろんなことを話してくれた。

あの少年のことは除いて。

今の彩夏音にあの少年のことはタブーだ。

せっかく機嫌良く接してくれる彩夏音を不機嫌にはしたくない。

ボクも今はあの少年のことを忘れよう…。

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