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第十三週:マスクとゴーグル(火曜日)

 さて。我々人類は本当に愚かな生き物であるが(地球も破壊されちゃったし)、その愚かさの現れとしてよく見られる現象の一つに『原因と結果を取り違える』と云う物がある。


 それは例えば、いま、ショワ=ウーとレフグリス=リアスの間で取り交わされている話題――婚姻形態のアレコレで言えば、『封建主義的家父長制が一夫多妻を強制する』とか、『純粋な愛が一夫一妻を求める』と云ったような思考パターンがソレである。


 と云うのも、少し落ち着いて考えて頂ければ分かるかと思うが、『一夫多妻』や『一夫一妻』と『封建主義的家父長制』や『純粋な愛』を比較した場合、前者の方が後者よりもその起源は古いはずだからである。――『愛』や『家父長制』がなくても種族は残るが、婚姻・生殖がなければ種族は残らないからね。


     *


「マスクとゴーグル?」と、渡されたそれらを見ながらアイスオブシディアンが訊いた。「なんで私が着けるんですか?」


「あんたも一応、有性生殖種の女の子だからね」と、例のラチェットレンチ様のモノでゴーグル内の電子パルスやら何やらを調整しながらMr.Blu‐Oが答えた。「――彼の生化学物質とかに腰砕けにされても困る」


 いま、彼女がアイスに渡したマスクとゴーグルは、先のオートマータ戦争の際、オートマータ族が開発した毒ガス兵器防護用に二代前の彼女(当時は、彼)が開発した特注品であるが――「更に改良して、生化学フェロモンとかも防護出来るようにしたのよ」と云う優れモノだそうで、「残り二組しかないから大事に使ってね」と云うことであるらしい。


「アンタは着けなくていいのかよ?」と、セイ・カハ。――一応、今は女の身体だろ?


「そこら辺の有性生殖種と一緒にせんといて」と、Mr。「身体は女でも、心は両性&無性だから」


(続く)

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