第十一週:怪獣と狂獣(土曜日)
……う、うーん?あれ?ここは……?。
「おい、起きられたみたいだぞ」
「あっ、ほんと?……おはようさん。せんせ」
ぎゃあっ!ミ、ミス、ミス……。
「Mr.Blu‐O……と言いたいのかな?」
「やろうね……せんせ、自分のキャラの名前ぐらい普通に言いなや」
……あ、あなた、一人?
「いえ、私もおりますので」
「二人?……かな?」
い、いや、その……他のMrは?
「ああ、であれば、先ほど彼女が――」
「先生が倒れちゃったから、みんな元の時間に戻したよ――で、今は、この二人」
……本当ですか?(耳を澄ませる)……本当……のようですね。
「ですから、ほら、そんなに警戒なさらずに」
「こっち来て座りいな」
……ああ、じゃあ、まあ。(と、恐る恐ると云った感じで二人の傍に行く)
「どうも、はじめまして」
「あれ?初対面やったっけ?」
……あ、はじめまして……ですよね?
「本編にはちょっとだけ出ましたが……こちらに来た時、先生は気絶されてましたから」
「ほら、あたしの相手役で……」
ああ、『リューズ・グッド・ジョー』でミズチの説明をしてくれた……。
「そう。あのおじいさんです」
「ふたつ前のあたし」
へ?
「『おじいさん役が必要だ』と、これが突然来ましてね」
「まあ、ルザディオクレスのこともあるから――あ、先生も起きたしそろそろ行く?」
「ああ、そうだな。タイムトラベラーが時間に遅れていては冗談にもならない」
「と云うことで、先生またね」
「どうぞ、お元気で」
(続く)




