表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/321

第十週:酒と涙と男と女(土曜日)

「……せんせ、せんせ、……おい!こら!樫山!起きろ!……あかん。全然起きへん」


「よほど、驚くものでも見たんだろうね」


「驚くもなんも、となりの部屋に集まったあたしら見た途端、バッタンキューよ」


「まあ、同じ人間が部屋一杯に集まっていれば、普通の人なら驚くだろうよ」


「こんな美人なのに?――失礼ちゃうか?」


「まあまあ、自分で言うのはよしなさい」


「おっ。美人って部分は否定せんのやな」


「まあ、悪い気分ではないね――死ぬのが少し楽しみになって来たよ」


「はは、まあその前に、筋肉マンにならんとアカンけどね」


「そちらの彼とは会っていないが、どんな……え?ああ、はい。そろそろ『今週のまとめ』をやりたい。ああ、そうですか……どうかね?先週は私がやったので、今週は君がやってみるというのは?」


「あたし?いやよ、そんなガラちゃうもん」


「いやいや、これが中々面白いもんでね」


「そうなの?」


「私も先週やってみたが――ほら、あそこ、あそこに出されるカンニングペーパーをそのまま読めば良いだけだし、こんなおじいさんよりも若い君の方が読者も喜ぶだろう」


「……そう?」


「そうとも」


「……あたし、こんな上手言うキャラやったんやな」


「まあ、魂は一緒でも性格は変わるからね」


「せやさかいモテたんやろうな」


「モテた……?」


「ああ、やっぱ気付いてない――女になってみたら分かるわ。大体、ルザディオクレスの……え?ああ、はいはい。『今週のまとめ』やったな。そしたらカンペお願いします。……えーっと、『着々とゴコシチンシンヤチマタミズチ退治に』――え?もう時間?」



(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ