第九週:嘘と演技(火曜日)
さて。と、まあ、そんなこんなで、スピ=タルヤ嬢によるイル=ミト&ショワ=ウー二名への処罰・天誅・罪報・警め――と云うか、凌辱・陵辱・侮慢・辱めは七日七晩続き、某亜空間動画投稿サイトからの広告収入も当初の目的を十分に果たせるものとなった。
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「それでは、このお金は王宮周りの復旧にお使い下さい」と、動画投稿サイトからの振込明細を見せながらスピ=タルヤは言った。「――本当に、些少ではありますが」
が、もちろん、この「些少」は謙遜――と云うには現実との隔たりがあり過ぎるが、彼女なりの謙遜であった。
と云うのも、ミト&ウー兄弟の恥ずかしい過去と伝説の美女タルヤの声と姿を収めた問題の動画は、某亜空間動画投稿サイト開設以来のPV及びチャンネル登録者数を叩き出し、その広告収入は王宮周りの復旧どころか居住型惑星一つぐらいなら買えるほどの金額になったからである。
「本当によろしいのですか?」と、前述の侍女がタルヤに訊いた。
「もちろん。私には不要のものですから」と、タルヤ。「ただ――」
「ただ?」
「ショワ=ウー様へのご処罰、ご事情ご斟酌下さるよう皆さまにお伝え下さい」――イン=ビト王のお気持ちは変らぬようなのです。
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さて。と、まあ、そんなこんなで、『ハイヘブ』の政府高官ら謀議によるショワ=ウー処罰が決ったワケだが、その内容は……。
①『ハイヘブ』星内からの即刻退去。
②退去時には、髪・髭を切り、能力縮減のこと (他星に迷惑を掛けないため)
③但し、本来請求するべき王宮周りの復旧費用は免除 (タルヤ動画の収入で補填)
……と云うものであった。
(続く)




