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第七週:呪文と旧友(土曜日)

 はい。と云うことでですね、やっとのことでどうにかこうにか一区切りを付けることが出来た今週の『アイスとフラウス』でしたが、皆さま、お楽しみ頂けましたでしょうか?


「これ……一区切り付いてんの?」


(……この人、まだいたんだ)ま、まあ、なんと言いますかMr.Blu‐O、アナタが登場してくれたおかげで、セイもアイスも死なずに済みましたし、帝国の兵士たちもスペースタートルに助けられて、皇帝も久々にアナタに会えて嬉しそう……ではなかったね。


「あいつ、あたしのこと忘れてない?」


 あ、いえ、アナタのことは忘れていないんですが……ほら、アナタは顔も形もスッカリ変わっちゃったじゃないですか。それで――。


「でも、友達やったんやで?気付いても良さそうなもんやない?」


(……その旧友の暗殺を止めようとしなかったくせに)でも、他にもいませんでした?生まれ変わったことに気付いてくれなかった人。


「えー?ウチの種族はみんな自分も生まれ変わるから、他のひとが生まれ変わってもちゃんと気付いてくれるのよね」


 いや、アナタの種族以外の、普通の人間と云うか普通のヒューマノイドと云うか――。


「ああ、そう言えば……地球だったかな?疑り深い子がいてね――」


 そうそう、そう言うの。


「生まれ変わったあたしを見て、『でも、本物なら脇腹に槍で刺された跡があるハズだ』って言い出して――」


 ……うん?


「それで、刺傷を見せたんだけど信用してくれなくて、『ちょっと傷口に手を――」


 ちょ、ちょっと、ストップ!


「なに?」


 ……それ、別の人じゃありません?


「あれ……?長いこと生きてると記憶が」



(続く)

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