第三週:海と文身(土曜日)
さて。と云うことで、今週の『アイスとフラウス』は如何だったでしょうか?
最初の師匠であるヨー……緑の老人の元を離れ、彼のアドバイスにしたがい海の惑星『イストゴン』までやって来たアイスオブシディアンでしたが、東銀河の極東の更にそのまた東の果て――文明が把握している範囲の東の果てで、色々とカルチャーギャップを受けていたようでしたね――え?なんですか?気になること?はいはい。なんですか?え?「結局、この星の住人はみな素っ裸なのか?」
ああ、はい。えーっと、一応、腰に布を巻くぐらいの風習はあります。特に女性は必ずって言って良いほど腰は隠しますね、はい。冷やしてもいけないし、なにより男どもが仕事をしなくなりま――え?「じゃあ、案内人の男性はなぜ下半身丸だしだったか?」
ああ、はい。えーっと、住人のなかでも特に海上での生活時間が長い人たちは付けたり取ったりがめんどくさいからですね。だから、取ったままが多いんだと思います。まあ、あとは、アイスのことをからかってみたんでしょうね。ええ、はい。ちょっとしたセクハ――え?「文身はどの程度入っているのか?」
ああ、はい。年齢によって違いますが、男性なら三十前後、女性でも四十前には、顔と手足を除いた全身に文身が入る感じになります。家によっては顔と手足にも文様を入れることも――え?「中国語が分からない」
ああ、あれも適当なので間違っている部分も多々あると思いますが……、流石に最後のは意味不明なので補足しておくと、アレは男性の村の名前で、「そこから来た者がいるぞ」と『Mr.Blu‐O』に伝えたワケですね。で、最後に出て来た光が彼(彼女?)の使いと云うわけです。
「火山の傍の聖母教会。近くの紅の洞窟には青龍教会があり、藍榛色の海が荒れ狂う」その場所に彼の村はあるワケですね。
(続く)




